ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

1月のまとめ

読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3250ページ

本にだって雄と雌があります (新潮文庫)

本にだって雄と雌があります (新潮文庫)

■本にだって雄と雌があります (新潮文庫)
 読書会用。幻書にまつわる、法螺と屁理屈に満ちた家族の年代記。ユーモアにあふれた、やさしい言葉遣いにくすりと笑いながらほっこりできる。根底に愛がある、円環するマジック・リアリズム。こういう小説を書き上げたとき、どんな気持ちなんだろうなぁ。あと文庫版の表紙がすばらしい装丁であることに、読了後、気がつく。読了日:1月29日 著者:小田雅久仁


Fate/strange Fake vol.2 (TYPE-MOON BOOKS)
 いったい、何アーサーなんだ……。読了日:1月26日 著者:森井しづき


Fate/hollow ataraxia 1 (角川コミックス・エース 448-2)
読了日:1月26日 著者:TYPE-MOON 雌鳥


TYPE-MOON学園 ちびちゅき!(1) (2) (3) (カドカワコミックス・エース)
 知らないキャラクターも多いけれど、FGOのキャラが……出てない!? あれ、4巻からなの!? 読了日:1月26日 著者:華々つぼみ


ヴィンランド・サガ(17) (アフタヌーンKC)
 なるほど、復讐者ヒルドはかつてのトルフィンなわけか。アシェラッドができなかったことを、トルフィンはいかに彼女に示すことができるのだろうか――とかたい言い回しを使ったけれど、あれでしょ、きっとヒロイン候補の二人目なんでしょ!? 読了日:1月26日 著者:幸村誠


ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)
 猥雑さあふれる細部の積み上げと、描写の理解のできなさを貫通してくる、リリカルさ。ストーリーを支えるSF設定は、どこまでも未来の日常をここにあるものして描くことに終始している。そしてこれは30年も前の作品っていうこと。言語センスの古びなさに驚く。通算4度目のトライにしてついに読破することができた。細部を理解しなくてもストーリーを追えるという、ある意味で敗北的な読み方ではあったわけだけれど、そうやって距離を置くことができるようになったのは、成長できたっていうことなのかもしれない。なお表紙はモザイクデザインの旧版。読了日:1月19日 著者:ウィリアム・ギブスン 訳:黒丸尚


響~小説家になる方法~ 1 (ビッグコミックス)

響~小説家になる方法~ 1 (ビッグコミックス)

響~小説家になる方法~ 2 (ビッグコミックス)

響~小説家になる方法~ 2 (ビッグコミックス)

響~小説家になる方法~ 3 (ビッグコミックス)

響~小説家になる方法~ 3 (ビッグコミックス)

■響~小説家になる方法~ 1、2、3 (ビッグコミックス)
 純文学の文壇をモチーフに、天才的作家の登場を描くマンガ。天才と秀才と凡才のバランスをきちんと見て、演出もキレててすばらしい。読了日:1月12日 著者:柳本光晴


MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)
 社会背景とドラマをきちんと絡められる、こういうタイプのマンガ、好きだったなぁと懐かしさで読んでいたのだけれど、「栄光の八人」のラストのセリフにぐっときてしまった。うん、よかった。読了日:1月7日 著者:浦沢直樹,長崎尚志


岳人列伝 (小学館文庫 むA 42)

岳人列伝 (小学館文庫 むA 42)

岳人列伝 (小学館文庫 むA 42)
 マンガ的なデフォルメがあって、どうしても谷口ジロー版『神々の山嶺』に一歩劣るという感想を抱いてしまう。テーマはすごくいいと思うんだけれど。読了日:1月5日 著者:村上もとか