ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

2012-01-01から1年間の記事一覧

12月のまとめ

読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2420ページ 相も変わらず小説は読めてないですねー。まぁもうしょうがないかなとは思っているよー。おれは自分の好きなものを読めばそれでいいのだよー。消費するしかないのよー。 げんしけん 二代目の四(13) (アフタヌ…

小説ベスト2012

そして今年の小説ベスト10です。小説はぜんぜん読んでいないのでむしろ漫画のベストをやったほうがよいかもしれませんがw あと映画のベストの時に学んだのですがこれあれですな、やるなら下位から紹介していったほうがいいですよね。というわけで、今年読ん…

映画ベスト2012

今年ももう終わりです。年末恒例ベスト記事。今年はけっこう映画を観たような気がするのやってみようかなと。特に注がないものは2012年公開ものです。ではさっそくどーぞー。 1 桐島、部活やめるってよ 全クラスタにおすすめできるのに、とってもエッジィと…

やつはみ師走の忘年会

昨夜、読書会のメンバーで忘年会を行いました。メンツ的にただふつうに飲み会にしてもおもしろくない。せっかくなので何か本にまつわることをやろう。ということでこれもたまに行なっていた本の交換会を行いました。テーマは「今年読んでいちばんおもしろか…

感想戦

で、そのあと先輩も召還して初稿の感想戦を行いました。大きなネタを提示するところで抽象度が高すぎて何が書いてあるのかわからないという感想をいただき、構成も全面的に見直しておそらく分量的にも倍になるのではないかという方向へ。で、今朝方いただい…

勉強会『[映]アムリタ』

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)作者: 野崎まど,森井しづき出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2009/12/16メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 252回この商品を含むブログ (107件) を見る 自分の作品に活かしていきたいこと 読…

続・近況報告

はい、昨夜なんとか初稿が完成しました。前回の近況報告で言っていたSFで私小説のあれです。現在8949字。ここから推敲していきますが、ひとつ前の小説タグが10/21なのでまあだいたい2ヶ月弱といったところでしょうか。当初の予定ではpixivにアップして反応…

Kindleで『トータル・リコール』を読んで気がついたこと

トータル・リコール ディック短篇傑作選作者: フィリップ・K・ディック,大森望出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/08/01メディア: Kindle版購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る Kindle日本語版がリリースされてずいぶん経ちまし…

園子温『希望の国(2012)』

東日本大震災から数年後の20XX年、日本、長島県。酪農を営む小野泰彦は、妻・智恵子と息子・洋一、その妻・いずみと満ち足りた日々を送っていた。あの日が来るまでは。長島県東方沖を襲ったマグニチュード8.3の地震と、それに続く原発事故は、人々の生活をた…

11月のまとめ

11月は西炯子強化月間みたいになっておりますが、相変わらず読書会絡みの本しか小説は読んでいない事実。いちおう『BEATLESS』とKindleで『トータル・リコール』を少しずつ読み進めながら小説を書いておりますですはい。そして目的を達成したため貯金せずに…

今年1番おもしろかった本なんてなかったんや、なかったんや……。

今年1番おもしろかった本、なんてテーマで忘年会を企画したはいいのだけれど、実際どうなのよおれは、と読書メーターを遡ってみた。……いや、あれな、マンガばっかり読んでて小説はぜんぜん読んでないのな。ほんとマジで読書会のだけ。あと長期休暇で読んだプ…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012)』

ネタバレが恐ろしくて観てきた。Twitterの同調圧力まじすごいな。いやそういうこととは違うなにかを感じてはいる。お祭り騒ぎに便乗する、というか。シネコンでも普段の人出とは大違いでいい席にしたら隣に見知らぬ人が座られるのも落ち着かないし、さらにそ…

やつはみ喫茶読書会十九冊目@半杓亭 殊能将之『ハサミ男』

ハサミ男 (講談社文庫)作者: 殊能将之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/08/09メディア: 文庫購入: 50人 クリック: 792回この商品を含むブログ (311件) を見る 2012/11/17(土)15:15〜18:00 やつはみ喫茶読書会十九冊目 殊能将之『ハサミ男』講談社文…

『ミュンヘン(2005)』と『カジノ・ロワイヤル(2006)』

毛布をかぶって震えながら観る。いやまだ暖房機器を一切出していない不精なだけなのですが。実はぜんぜん気がついてなかったんですが『ミュンヘン』にもダニエル・クレイグが出てたんですね、なんかすごいアメリカ人っぽい感じとガタイで出ててまったく気が…

あなたにも読書会ができる!? 出張・やつはみ喫茶読書会

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/02/28メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 427回この商品を含むブログ (357件) を見る 本来、読書は個人的な楽しみではありますが、最近はビブリオバトルやブックフ…

「今、読みたい本」

今週のお題っていうのがある。はてなが提供しているお題だ。今日レジ閉めの時に不意にメルヴィルの『白鯨』が読みたくなった。いま、という意味ではまさにそうだろうなと思ったので、ちょうどよいかなと思って書いている。でもこのイメージの源泉はおそらく…

10月のまとめ

ふおおお、小説が一冊しか読めてないんですけど、あれー?w 2012年10月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:2890ページ ナイス数:41ナイス 神々の山嶺 全5巻セット (集英社文庫―コミック版)作者: 谷口ジロー,夢枕獏出版社/メーカー: 集英社…

1万弱で揃えられるiPhone4Sギア

なぜこの時期にこんな記事なのか、と疑問にお思いの方もいらっしゃるでしょう。iOS6、iPhone5がリリースされて一ヶ月が経ちます、するとどうでしょう、4Sのことなんてもうなかったことになっているわけですw そこで自分のためのメモも兼ねてiPhone4Sギアに…

近況報告

こういうことを書いている暇があれば(ry でもまぁなんというか長篇企画が予想通り頓挫して、頓挫したことから自分を知ることができたわけなので書く意味はある、はず。というか一日のPVが50切るようになったとはいえBlogはどうしたって多方面に発信する性質…

やつはみ喫茶読書会十八冊目@半杓亭 伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』

屍者の帝国作者: 伊藤計劃,円城塔出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/08/24メディア: 単行本購入: 43人 クリック: 1,717回この商品を含むブログ (191件) を見る 2012/10/13(土)15:15〜18:00 やつはみ喫茶読書会十八冊目 伊藤計劃×円城塔『屍者の…

勉強会『月光』

月光 (電撃文庫)作者: 間宮夏生,白味噌出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2010/09/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 173回この商品を含むブログ (54件) を見る 自分の作品に生かしていきたいこと。 無駄のある会話がキャラクターとスト…

10月の国内SF月報

毎月5日付近更新の国内SF月報ですが、今回でついに4回目。毎月そんなに話題があるのかと、どきどきしているのですが意外にも自分の観測範囲だけでも充分数が揃うところをみると、確かにSFが盛り上がっているのではないのかなと思わせられます。それでは…

9月のまとめ

2012年9月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1816ページ テルマエ・ロマエV (ビームコミックス)作者: ヤマザキマリ出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2012/09/25メディア: コミック購入: 14人 クリック: 184回この商品を含むブログ …

『桐島、部活やめるってよ(2012)』

とてもすばらしい映画でした。構成も映像のカット割りも描かれる群像も「あの時の一瞬」を見事に切り取ってあると思います。意外に思われるかもしれませんが、表題にある「桐島」は最後まで登場しません。彼はマクガフィンです。筋を駆動するためのものでし…

勉強会『雨の日のアイリス』

雨の日のアイリス (電撃文庫)作者: 松山剛,ヒラサト出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2011/05/10メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 176回この商品を含むブログ (60件) を見る 自分の作品に生かしていきたいこと。 早い段階でキャラクター…

9月の国内SF月報

さてさて、今月もやります、国内SF月報です。気がついたらDropbox内にこの記事のためのタグ付きtextがどんどん増殖する、そんな未来はまだですか。 ええ、そうですね、ついに発売しました。屍者の帝国作者: 伊藤計劃,円城塔出版社/メーカー: 河出書房新社…

8月のまとめ

先月は帰省時に合わせて一気に読めたのですが、仕事が始まるとあれな、読めないな。ということで『フランケシュタイン』が途中にも関わらず『屍者の帝国』を読み始め、いまだ読み終わっておりません。でもまぁもう少しではあるんですけど。 2012年8月の読書…

8月のまとめ

探偵はBARにいる 通常版 [Blu-ray]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2012/02/10メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (5件) を見る 『探偵はBARにいる(2011)』 大泉洋主演のハードボイルドもの。原作は東直己『バーにかかって…

『FFDD』4

ようやくキャラクターたちが勝手気ままに動き出してくれました。こういう状況なら彼/彼女がこういう反応をするよね、というのがなんとか掴めてきたということなのですが、ええさすがに遅いよ、とは思います。9月末の〆切に間に合うか間に合わないか、まぁそ…

結城充考氏の『エコイック・メモリ』(光文社文庫)の帯に推薦コメントを。

今回ご縁があって結城充考氏の『エコイック・メモリ』光文社文庫の帯に推薦コメントを書かせていただきました。 それで、簡単にその経緯をまとめてみたいと思います。 『奇跡の表現』読んでた 再デビューしたと聞いて「小説トリッパー」の有栖川有栖との対談…