ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

『ガールズ・ブルー』について

 ちょっと気になっていたので、あさのあつこ先生の『ガールズ・ブルー』について書く。

ガールズ・ブルー (teens’ best selections)

ガールズ・ブルー (teens’ best selections)

 ポプラ社からハードカバーが出版された。
ガールズ・ブルー (文春文庫)

ガールズ・ブルー (文春文庫)

 それが解説がついて文春文庫に収録される。なぜなら当時はまだポプラ社文庫がなかったから。KASUKAはずいぶん前にこれは読んだ。
ガールズ・ブルー (ポプラ文庫)

ガールズ・ブルー (ポプラ文庫)

ガールズ・ブルー〈2〉 (ポプラ文庫)

ガールズ・ブルー〈2〉 (ポプラ文庫)

 そのあと上記2作がポプラ社文庫の創刊ラインナップに収録される。1とか2がついている。2は書き下ろしの新規エピソード。1の方は加筆修正されているとのこと。解説も変わっているのかもしれないけれど未確認。 で、今年2のハードカバーがポプラ社から出る。奥付を確認するとポプラ社文庫の再録のよう。
ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)

ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)

 その2を文春文庫に収録したのが明日発売となる。
 こういうケースってどういう綱渡りがあったのかはわからないけれど、すごく珍しいことは確かで、そのあたりどこかで言及があるのかと思って調べてみたのだけれど、いまいちよくわからない。うーん、けどなんか状況としてはとてもすっきりしているのだけれど不思議だ。双葉文庫に推協賞受賞作が再録されるみたいなのとはぜんぜん違うだもんなぁ。