『ＳＦが読みたい！ 2012年版』

SFが読みたい!　2012年版

　毎年恒例の国内外の動向が追えるＳＦブックガイド。自分のフォローしていなかった作品が上位にあがってくるのが読んでいておもしろいし、積読が山とあっても読んでみたいと思えるタイトルが見つかるから、やっぱりいい。ちなみに今年だとディック的な現実侵食ものの『完全なる首長竜の日』と幻想小説『探偵術マニュアル』のふたつ。いつ読めるかはわからないがいずれ必ず読む。楽しみである。ＳＦコミックのページで『25時のバカンス』と『ぼくらのよあけ』がまったくふれられていなくて残念でした。うーむ。
　あとは余談。『第六ポンプ』はなんとか入荷したけれどこれは一冊も配本がなくてえーっとあれよ実績配本はどーなっているんでしょうか、というかちゃんと事前指定しなかったおれが悪いですね、はい。
　追記（2012/02/14）
　@mizen_hさんの読書メーターでの感想を読んで、そうか円城塔氏は「文学の側からもSFの側からも最高の結果を出した」ということになるか！と改めて気がついたのでした（遅い。