文藝 2007年 08月号

文藝 2007年 08月号 [雑誌]

　今年の五月ごろ、運動体・古川日出男の動向がよくわかる本。
　エッセイやインタビューや評論で、古川日出男についてずいぶんと盛り立て、噛み砕き、煽って、読者を、感化する。これが、言葉の、物語の、作家の力か、と理解できる。そういう雑誌。テンションあがる。
　あと質問には名前が掲載されていてほくほく(笑)。商業誌で活字デビューだぜ！(笑)
　さらに収穫だったのは、短篇ベストコレクション―現代の小説〈2007〉 (徳間文庫)に『LOVE』のスピンオフ『タワー／タワーズ』が掲載されているということが、わかった。買おう、忘れずに。あとは『ハル、ハル、ハル』を読んで、〈聖家族〉シリーズの完結を待つのであーる。