ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

小説

短篇執筆

レビューやその他の文章を書く時に、どうしても強くて扇情的な言葉遣いになってしまう。この書き方にはモデルがあって、古川日出男の文体を真似しているわけなのだけれど、本来、破壊するために用いられたレプリカ感を、鼓舞し肯定するために使っているから…

短篇執筆

半杓亭で三時間、スタバで四時間。なかなかがんばったほうだと思う。思いたい。思うことにします。各種Webへのアクセスを自重し始めようとも。 2326/7161字。予定は三万字。 状況:読書会などのイベントごとがあると長期間書けない。 改善案:メモ帳を持ち歩…

短篇執筆

一日空きましたが、前日に早く寝ると翌日も早くから活動できて中身のある休日にできてよいですね。 先日、受けた天啓は、ウィリアム・ギブスンの「未来はまだら模様にやってくる」というのに非常に実感が伴ったものでした。確かにここ20年の情報技術の進歩は…

短篇執筆

完全に寝坊したが遅刻はしなかったのでよしとした。昨晩は執筆後に読書会のために対独宥和政策について調べていたら思いのほか遅くまで起きてしまっていた模様。WW2の、戦史というものをほとんど知らないので非常に興味深かった。なんだよ「バトル・オブ・ブ…

短篇執筆

前日にちゃんと小説を書いて、翌朝の天気がいい日は、終日体調も機嫌もよくてよいですね。 本文執筆:471字/3114字 BGM:Science Adventure Dance Remix「CHAOS;HEAD」「STEINS;GATE」 状況:なかなか集中できない。書き始められない。 改善案:帰宅してまず…

言葉に落し込む

もういい加減、他人の顔色うかがってびくびくいらいら小説を書いていても仕方がないし何より読んでもらって感想をもらっている相手に失礼な態度を取りすぎていると思うので、素直にいまの自分がやれることを楽しく書いていこうと思います。現状でこれ以上詳…

新作短篇プロット

そういえばiPhone4Sにしました。Dropboxに創作法全般のメモとアイデア帳的メモをtxtで投げておいて、編集できる無料アプリNebulous Liteを使ってがしがしいじってます。まぁそうなると当然のごとくお昼休みの読書の時間が減っていくわけですがね。 先日のSky…

アイデアメモ:頭のいい人

頭のいい人;本当に賢い人は自分の能力を社会に奉仕・還元して多くの人の役に立とうとする。しかし頭のいい人は自分のために能力を使ってしまう。全体への奉仕ができる能力を個人/他者へと向けてしまえる時の「爽快感」や「倫理からのずれ」がたまらなくお…

アイデアメモ:SFのFによる不気味の谷の越え方

新作用のメモ。他のアイデアともっと混淆していきたい。 道具と人間の違い:身体性、経験、観測装置の違い/違うだけで本質的には同じものではないか。 →機械(プログラム):人間も一個のプログラムにしか過ぎないわけで、違いはやはり、ボディ/観測装置の…

「伊藤計劃以後や3.11以後などの区切りでSFを論じることについて、どのような考えをお持ちですか?」

インタビューズの記事を転載します。こういう鋭い質問はいいですね、考えることを忘れた人間にはとてもいい刺激になります。 実は今月23日にイベントで国内SFについて語る場がありまして、そこで話すことと被ってしまうことかもしれないと、答えることを惜…

Skypeを経てプロット反省点

・ストーリーに「Why」の部分の説明が足りないのでおもしろくない。 ・誰に感情移入するストーリーなのか。 ・時間の流れの差がメインアイデアではないのか。著作権問題なのか、ただの領土問題なのか。 ・「すごい」か「おもしろい」では「おもしろい」を目…

方向転換

というか、いまの自分がある期間の間に書ける量というのが今回の長篇執筆計画の間になんとなくつかめたので、〆切から逆算してスケジュールを組み立てる。 ・スケジュール: 09月;資料読み。 10月;前半でアイデア精査と後半でプロット完成。 11月;執筆ス…

『彼女の闘い、灰の街』

pixivに小説をアップしました。実は探せばこのブログでも読めるのですが、アーカイブしておこうと思ったのです。それにしても随分前に書いた、その時の心情がよくわかる筆致で読み直すとかなり恥ずかしいのですが、ただ手前味噌ですがなんかこの雰囲気好きな…

新作長篇プロット鋭意制作中

決して書きたいことがあって小説を書いているわけではない。小説を書くために完成させるために書いている。かつてのおれ、つまり高校生の頃の女子とまともに喋ることもできなかったおれ。おまえが楽しめるような、そういう要素をいっぱいぶち込んで設計図を…

企画書『Eイール&バニー』

今回はかなり中途ではあるのですが、それなりにきちんとプロットを立てて小説を書いてみました。そのプロットを晒してみます。どれほど実現できており、どれほど書きながら改変されており、取捨選択がなされているのか。なお、いちおう最後までネタを割って…

『Eイール&バニー』

『TETSUYA3〜桔梗中隊編〜』爆誕!! - 山陰大学しりとり研究会 上記のリンク先のリンク先より「TETSUYA3」がDLできます。よろしくお願いします。 タイトルからもわかるとおり、変身ヒーローに挑戦してみました。感想もお待ちしております。

新作完成のこと

最近更新していなかったのは小説を書いていたからです。ここに文章を書く余裕がありませんでした。山陰大学しりとり研究会の冊子『TETSUYA3』用の原稿を書いておりました。現在は冊子としての編集作業をやってもらっております。完成次第、近日こちらでも告…

漂白

昨夜は久しぶりに自分の納得のいくかたちで文章が書けたのですが、それを忘れないためにもどうしてそう思ったのかをきちんと書いておきます。現状、文章を気にせず、後で直すことを前提にがんがんストーリーを進めていく書き方をしています。Wordで横書きで…

『スィーツ・イーター』

pixivに『スィーツ・イーター』という小説をアップしました。甘いお菓子が好きな佐々木剛は、Webで知り合った杉下利奈から相談を持ちかけられる――山陰大学しりとり研究会の会誌『TETSUYA2』に掲載されたものです。 「スィーツ・イーター」/「川口健伍(KASUK…

ハーレム系ラノベを読んで

簡単なメモを。旧シリーズ後の新シリーズ開幕顔見せ巻。端的に言えば、おれの手に負えることだけで/わかることだけで構築されているストーリーでした。 ・ひとつの文章でひとつの意味のことしか書かれない。最低でも2行で説明する。 ・擬音の後に、その擬音…

肩の力

これはどんなことにも同じようなことが言えると思いますが、特に武術においては無駄な力が入っている時ほど剣は走らず、ミスをしやすいものです。刀とその重み、つまり重力さえあれば自ずと斬れるというのがひとつの理想として存在していて、そこに辿り着く…

『スペックス』

毎度おなじみ、小説を投稿しました。 「スペックス」/「川口健伍(KASUKA)」の小説 [pixiv] 男のもとに少女がやってくる、盗まれた革新技術を見つけて欲しいと――ハードボイルドSF。本稿は山陰大学しりとり研究会「TETSUYA」創刊号に掲載されたものにちみっ…

『スーサイド・ヒューマンズ4.0』

『スーサイド・ヒューマンズ4.0』は学生の頃に所属していたサークルの機関誌に最後に掲載された小説です。 奇病の蔓延、クローン技術の進歩によって自殺/スーサイドがスポーツとして認められた近未来の世界、主人公がひとりの少女に襲撃される――いびつに改…

「ライトノベルの枠組」×「いまを捉えた最先端SF」

日中、棚を直しながらふと古川日出男と舞城王太郎のハードカバーを手に取り、ぱらぱらして「ああやっぱりこの文章の、文体の走り具合がいいわぁ読みやすい好きだなぁ」と思って、天啓。「いま書いている変身ヒーローものの設定で古川・舞城文体で飛ばして書…

『エコーロケーション』

第2回創元SF短編賞の一次選考の結果がUPされておりますね。 創元SF短編賞 | 東京創元社 名前は載っておりませんでした。残念。というわけでさっそくpixivの方に小説を投稿してみました。 「エコーロケーション」/「川口健伍(KASUKA)」の小説 [pixiv] この短…

おれが書いているもの

後輩と話していて、気がついたのだけれど、おれはどうやら「ジャンル」の二次創作が得意なのです。特定の作品の二次創作ではなくて「ジャンル」の二次創作です。つまり、SF小説ではなくてSF小説「風」、あるいはミステリ小説ではなくてミステリ小説「風…

スカイプ用プロット/小説執筆

あまり効率的に時間を使えないというのは単純に意志の問題であるわけで、まぁそこはほら何とかして書くことで満足感を得るようなことにしなければならないんだろうな、と後輩の意見を参考にして、今回書いているのは変身ヒーローもの。スカイプ時にすらすら…

第2回創元SF短編賞について

昨夜の大森望さんのツイートを引用します。 問い合わせメールを出しても全然返事がないんだけど、創元SF短編賞の一次通過作はいつになったら決まるんだろうなあ(大森の選考は1月に終わってます)。応募された方にはたいへん申し訳ない。2011-04-18 22:19:…

『もうすぐボクはサヨナラを言う』

pixivにかつて書いた小説をアップしました。ロボットSF短篇です。 「もうすぐボクはサヨナラを言う」/「川口健伍(KASUKA)」の小説 [pixiv] よろしければご覧ください。感想もお待ちしております。

『ショット・ザ・スター』

pixivにかつて書いた小説をアップしました。ボーイ・ミーツ・ガール。 「ショット・ザ・スター」/「川口健伍(KASUKA)」の小説 [pixiv] よろしければご覧ください。感想もお待ちしております。