ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

ライトノベルSF11

 さてまた今年も締切が近づいてきた。今日であと35日だ。自分の設定した、誰に強制されることのない締切だ。この作品とも長いつきあいになる。ええっとブログを見直すとアウトラインが完成したと言っているのが2014年2月。なので正味2年近く書いているわけか。ちなみにそのときは長篇が書けないと悩んでいたわけなのだけれど、いまは要素が足りなさすぎて目標下限はらくらく突破している。わからないもんだ。成長って言えるのかどうかも。でもまぁなにもわからない手探りの状態にくらべれば一度は歩いてきた道なのだと思えるだけマシなのだろう。気分的には長篇は自分のなかで書けるものに含まれたようだ。アイデアもまだいろいろ浮かぶし、これが終わったらと妄想だけが独り歩きしていることもある。むしろいま書いているやつについて考えろよな、ほんと。こういう窮屈な思考が足をひっぱっているとも思える。この文章を書いているときには、なんかブログで小説を書くことについてそれっぽいことを書き残しておきたいといろいろ日々思ったことがあったはずなのにぜんぜん出てこないのな。いやはや。そういう些細なものを取りこぼさないように気をつけ気をつけ歩いていると、背中がどんどん丸まっていく感覚に襲われる。だからといって些細なことを小説に込めていけるのかというと、実際は構成や展開の部分で四苦八苦して細部はどんどんおろそかになっている。描写を追加するための、推敲なのになぁ。ま、そこは長篇のための構成を学ぶための習作ということで、いまは割りきって直している。いや、それはスタート時点のアウトラインで見えてなければいけない問題なので、まぁ言うなれば過去の怠惰に足を引っ張られているのだ。うーむ。とりあえず、次の締切に間に合わせられれば少しは自分を見直してもいいのかもしれない。
 最近は『ブルージャイアント』の影響で作業BGMはジャズになっている。

Clifford Brown - Cherokee