すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

『ガンヘッド(1989)』

ガンヘッド [DVD]

ガンヘッド [DVD]

 版権の問題で今までDVD化されなかった映画で、されなかったことで劣化を通り越して郷愁の彼岸にたどり着いている作品。正直、良作。冒頭のガンヘッドと呼ばれるメカ同士の戦闘は、90年代前半のガンプラのテレビCMの手法を映画にとりこんだもののよう。見ててまず、懐かしさがあふれる。びっくり。見たことあるような気がしてくすりと笑えるから。
 でもKASUKAが思ったのは、この作品に対してミリタリー的なつっこみをするとか、科学的な検証を行うとかそういったことはとってもナンセンスじゃないのだろうか、ってことです。
 いえ、KASUKAがロボット物のエンターテイメントに触れる時にもっとも重視するのが、疾走感と躍動感が登場するメカならではの速さを獲得できているのか、ということだからなのですがね。
 そして、ガンヘッドです。
 このガンヘッド、泥臭いジャンクな世界を背景に、廃品から再生され、オイルの運河を走り、燃料不足でウイスキーを飲み、とってつけたような計器類とモニタで操縦され、ただただ地べたを這いつくばります。ディストピアの粘つく地面を塔の防衛兵器と闘いながらただただ最上階を目指し、燃料不足で寄り道し、ラスボス相手に特攻かけたらパワー不足で負けるってわかっているのですぐに針路変更しちゃうわと、もうすごい(笑)。とにかく泥臭い(笑)。
 でも、その泥臭いガンヘッドが、ヴィークルモードになったとき、その真価が発揮されました。
 防衛兵器の攻撃にさらされながらトンネル内を疾走しつつ、ぐるぐるとバレルロールを繰り返すシーンは、たとえそれがただレールの上をプラモが走っているだけに見えようとも、鳥肌が立つのです。立ったのです。あののろのろと歩いていたガンヘッドが!と震えたのです。
 この映画の、そういった演出には大変好感をもちました。


 あと、ガンヘッドのヴィークルモードってどっかで見たことあるなぁ……ってなってメカデザイナーのクレジット見たら河森正治ってなってて……
 あれ……この人確か……


 ああ!!エウレカセブンのwwwwwww


 すっげ、じゃあガンヘッドってニルヴァーシュのご先祖様wwwwwってなって部室は大盛り上がりでした、とさ(笑)。