すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

会『蛇を踏む』

蛇を踏む (文春文庫)

蛇を踏む (文春文庫)

藪で、蛇を踏んだ。「踏まれたので仕方ありません」と声がして、蛇は女になった。「あなたのお母さんよ」と、部屋で料理を作って待っていた……。若い女性の自立と孤独を描いた芥川賞受賞作「蛇を踏む」

読むのが辛かった。
平仮名と片仮名のバランスがすげぇ気持ち悪くてキモくて、読むのが辛かった。
けど文章だけでこんな感慨を持たせてくれるこの作品はやっぱりすごいのだと思った。
けど好き好んで読みたいとは思えないorz
物語に動きが少ないのも、どっちかつうとエンタメ読みには辛いのかもしれない。


作品そのものの構造は、社会からドロップアウトした女性が「蛇」というなんかようわからん日々をだらだら過ごせる甘い誘惑みたいなものと闘っている、という感じか。
脇役も「蛇」に祟られている人がでてくるが、それは「蛇の世界」の相対化と別の側面を提示するためではなかろうか。


とか分析してみるもやっぱりこれ、文章から匂い立つもんがあってそれがどうしたってエロい。
こういう官能を催すのはおれには無理なんで勉強しなきゃな(や、でもこれが川上弘美のセンスなのかも)