ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

やつはみ師走の忘年会

 昨夜、読書会のメンバーで忘年会を行いました。メンツ的にただふつうに飲み会にしてもおもしろくない。せっかくなので何か本にまつわることをやろう。ということでこれもたまに行なっていた本の交換会を行いました。テーマは「今年読んでいちばんおもしろかった本」で一冊持ち寄っていただきました。いつもはただ写真に収めて終わりにしてしまい、後から誰が何を持ってきたのか思い出せない、酔っ払っていて覚えていないなんてことになりがちでした。しかし今回はちゃんとISBNと持ってきた人をメモりまして、ブログで紹介する許可も取り付けてあります。参加者は11人です。1人2分のライトニングプレゼンで紹介してもらいました。では順に列挙していきます。


悪の教典 上

悪の教典 上

悪の教典 下

悪の教典 下

 遅刻したMくんが強制一番手。某関西系ミス研出身者ということでさすがの紹介。いかに主人公が利己的であり、それが読者に驚くべき展開を見せてくるのか、2分できちんと説明していただきました。このあたりはまだ一杯目なのでちゃんとメモできてきます。


人間仮免中

人間仮免中

 二番手はKさん。本の雑誌の年間ベスト1にも選ばれたこのタイトル。紹介を聞くだけでつらさが伝わってくるノンフィクションコミック。


瞳子 (ビッグコミックス)

瞳子 (ビッグコミックス)

最後の殉教者 (講談社文庫)

最後の殉教者 (講談社文庫)

 Sさんは2冊も提供。えー、すみません実はこのあたりからメモが単語しかなくてメモの意味を成しておりませんでええっとすみません。キーワードは「20代」「罪悪感」「切実さ」でした。


The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)

The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)

 次はおれで。本当は『屍者の帝国』にしたかったのですが読書会で使ったので『007/スカイフォール』絡みでこのタイトルを。ええ、自分のことはよく覚えている。


南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)

 id:sskr31くんは「ニコニコ動画」と「明るい未来」をキーワードにこれをおすすめしました。この時点でハヤカワ文庫JAが2冊…w


なんらかの事情

なんらかの事情

 Hさんは岸本佐知子のエッセイを。一人遊びの妄想的おもしろさが「脳がゆるゆるになれる」というおすすめを。


君が僕を~どうして空は青いの?~ (ガガガ文庫)

君が僕を~どうして空は青いの?~ (ガガガ文庫)

 Sさんはシリーズ全巻ということで4冊も。副題の付け方がよく、根本的な問いになっていくのがいいとの紹介。


ストレンジボイス (ガガガ文庫)

ストレンジボイス (ガガガ文庫)

 Sさんは江波光則の一作を。中二病をテーマに紹介されました。そしてガガガ文庫が2冊目に…w


 Nさんは荻原規子の一作。続きが気になる第一巻を。


西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 Gさんは「なつかしい問題」を思い出させてくれるということで梨木香歩のこのタイトルを。


星の王子さま (集英社文庫)

星の王子さま (集英社文庫)

 Yさんは池澤夏樹訳のこのタイトルを。冒頭部を朗読されて紹介に代えられました。


 そして誂えたかのように床の間というか棚があったので、下記のように並べられました。あとは古本市やるならマジどうすんべとか、サンクローはやっぱりおかしいダルマは燃やさないいやいや年始にダルマは買うしどんと焼きで燃やすから、という会話が特に印象に残っております。