ブックスエコーロケーション

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10月のまとめ

 今月は圧倒的に津原泰水『バレエ・メカニック』でした。『11』も既読以外が気になるので買おうかなぁ。そして資料として読んだノンフィクションですが、いやはやほんとおれはノンフィクションの読み方を知らないなぁと思いました。でもいずれ肥やしになるでしょう。普段からやっていないのに即効性を期待してはダメですねw ノンフィクションを一冊は読むよう、慣習化していきたいですね。

10月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1322ページ
ナイス数:17ナイス

バレエ・メカニック (想像力の文学)バレエ・メカニック (想像力の文学)
本当に素晴らしい。3章構成で、それぞれまったく毛色の違う物語が楽しめた。とにかく文体がすばらしいのだ。普通に読む文章が上質で、さらに何度もはっとさせられるような文章があって堪能しどおしだったのに、さらにイメージ喚起力にあふれたエピソードが盛りだくさんで、はぁー楽しませてもらった。すばらしい。
読了日:10月27日 著者:津原 泰水
サイエンス・イマジネーション 科学とSFの最前線、そして未来へサイエンス・イマジネーション 科学とSFの最前線、そして未来へ
随分前から少しづつ読み進めていたので、ほとんど再読に近いつまみ読み。ただそこかしこに示唆に富む言葉が多く付箋だらけにw と同時にANSWER・フィクションとして提示されている作品群も粒ぞろいですばらしい。かなりむつかしいのもあってもう一度読み直したいものある。
読了日:10月18日 著者:瀬名 秀明,山田 正紀,堀 晃,円城 塔,飛 浩隆
ドリフターズ 2巻 (ヤングキングコミックス)ドリフターズ 2巻 (ヤングキングコミックス)
ビグ・ラングかw 相変わらず絵の緩急の付け方がすごいなぁ。よくわかっている。あと著者の歴史観もわかっておもしろいですね。
読了日:10月16日 著者:平野 耕太
ドリフターズ 1巻 (ヤングキングコミックス)ドリフターズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
再読。島津豊久と対になるのは立花宗茂だったら胸熱。亡くなった時代が違うけど。
読了日:10月16日 著者:平野 耕太
われら銀河をググるべきや―テキスト化される世界の読み方 (ハヤカワ新書juice)われら銀河をググるべきや―テキスト化される世界の読み方 (ハヤカワ新書juice)
すでにあるものからこれから先にあるものを思索し発信しようとしているから雑多でありながらめちゃくちゃ中身があるしおもしろい。
読了日:10月11日 著者:新城 カズマ
裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス)裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス)
帯の付録に驚いた。切実すぎてぐいぐい読ませられた。うーん、すごい。
読了日:10月10日 著者:松橋犬輔,北尾トロ
ダ・ヴィンチ 2011年 11月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2011年 11月号 [雑誌]
市川春子のインタビューがめちゃくちゃ示唆に富んでてふわわなんこれとなった。
読了日:10月08日 著者:
ばかもの (新潮文庫)ばかもの (新潮文庫)
読書会用に。難病もので恋愛小説なのに絲山秋子が書くとこうも手触りのいい作品になるのだなぁ、すばらしい。比喩がふるっているし、「想像上の人物」について語るのもおもしろそうだ。
読了日:10月04日 著者:絲山 秋子

2011年10月の読書メーターまとめ詳細
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