なおここで言及されたタイトルは、今年発売されたものではなくて、今年おれが消費した／中のものです。
-小説（国内
１、ハーモニー（伊藤計劃）
２、メタルギアソリッド ガンズオブザパトリオット（伊藤計劃）
３、Boy's Surface（円城塔）
４、ディスコ探偵水曜日（舞城王太郎）
５、ノーカット版・密閉教室（法月綸太郎）
凶器、聖家族（古川日出男）
-小説（海外
１、燃えるスカートの少女（エイミー・ベンダー）
２、ハロー、サマーグッドバイ（マイクル・コニィ）
３、エンジン・サマー（ジョン・クロウリー）
４、20世紀の幽霊たち（ジョー・ヒル）
５、あなたの人生の物語（テッド・チャン）
変態、スペシャリストの帽子（ケリー・リンク）
-ラノベ
１、さよならピアノソナタ（杉井光）
２、ばいばい、アース（冲方丁）
３、せまるニック・オブ・タイム（賀東招二）
４、とらドラ！（竹宮ゆゆこ）
５、永遠のフローズン・チョコレート（扇智史）
-マンガ
１、おもいでエマノン
２、学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
３、惑星のさみだれ
４、群青学舎
５、グミ･チョコレート・パイン
-アニメ
１、電脳コイル
２、マクロスＦ
３、茄子 アンダルシアの夏・スーツケースの渡り鳥
４、ef - a tale of memories.／melodies.
５、とらドラ！
-映画
１、ダークナイト
２、トゥモロー・ワールド
３、人のセックスを笑うな
４、スカイ・クロラ
５、ボーン・アルティメイタム
-音楽
１、the pillows『FLCL Original Sound Track NO.３』
２、ASIAN KUNG-FU GENERATION『サーフ ブンガク カマクラ』
３、木村カエラ『＋１』
４、サンボマスター『音楽の子はみな歌う』
５、Dragon Ash『The Best of Dragon Ash with Changes』
ようやく、解放された気分だ。別にランク付けしなけりゃいけない理由なんてないんだけれど、やらざるを得ない、みたいな強迫観念があって嫌になる。今年はずっとずっとネット！ネット！ネット！の年だった。
でも去年の今頃に比べればずいぶんましになっているのではないのか。去年のおれは「何も書くことがない、何を書けばいいのかわからない、だけど書かなければならない」とうじうじ悩んでいたのに対して、今年は「どうやって書けばいいのかわからないし、もし書けなかったらどうしよう」とうじうじ悩んでいる。ふむ、少なくとも「書くこと」は見つけられたのだろうと思うし、それはそれで進んだということなのだろう、と思っておく。ただ『ハーモニー』を読んで反面教師にしようと思ったのに、ディストピア／セカイをロジカルに肯定されると、あとはもう過剰にエモで勝負するしかなくねぇ？と思った。でもそれに力を、説得力を持たせるために必要なものはなんなのか、それを突き詰めていこう。できれば恋愛以外のなにかでもって描きたいのだけれど……さて。ではよいお年を。
