すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

やつはみ喫茶読書会四十五冊目『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

 やつはみ喫茶読書会四十五冊目フィリップ・K・ディックアンドロイドは電気羊の夢を見るか?』@半杓亭
 2017/07/22(土)開場15:00 開始15:30 終了18:00*1
 課題図書:フィリップ・K・ディックアンドロイドは電気羊の夢を見るか?』ハヤカワ文庫SF
 作品内容: 長く続いた戦争のため、放射能灰に汚染され廃墟と化した地球。生き残ったものの中には異星に安住の地を求めるものも多い。そのため異星での植民計画が重要視されるが、過酷で危険を伴う労働は、もっぱらアンドロイドを用いて行われている。また、多くの生物が絶滅し稀少なため、生物を所有することが一種のステータスとなっている。そんななか、火星で植民奴隷として使われていた8人のアンドロイドが逃亡し、地球に逃げ込むという事件が発生。人工の電気羊しか飼えず、本物の動物を手に入れたいと願っているリックは、多額の懸賞金のため「アンドロイド狩り」の仕事を引き受けるのだが……。
 場所:半杓亭
 参加費:お茶おやつ代600円(この会でしか食べられない、おいしいおやつがでますよ~)
 満員御礼。定員:12名。要予約。開催の1週間前までにご連絡ください。定員に達した場合も告知いたします。またキャンセルされる場合はなるべく早めにご連絡ください。当日キャンセルをされる場合はキャンセル料をいただきます。あらかじめご了承ください。
 予約先:初めて参加されるかたは、yatsuhamicafe.reading(at)gmail.comにお名前とご連絡先、過去に読書会に参加したことがあるか、アルコールの出る二次会の出欠を記載の上、ご連絡ください。2、3日経ってもメールの返信がない場合はお手数ですが迷惑メールフォルダをチェックされるか、こちらの記事にメールした旨のコメントを書き込みください。
 Twitterhttps://twitter.com/yatsuhamibook

*1:場所を移動して行う、アルコールの出る二次会もあります。お問い合わせ下さい。

6月の読書のまとめ

読んだ本の数:24冊

 なんかコミック買いすぎな気がしないでもないですが、マテリアルとしての本はそんなに増えていないので良しとしましょう。けっきょく置き場所に困るということに気がつき始めました。


たいようのいえ(1) (デザートコミックス)たいようのいえ(2) (デザートコミックス)たいようのいえ(3) (デザートコミックス)たいようのいえ(4) (デザートコミックス)たいようのいえ(5) (デザートコミックス)たいようのいえ(6) (デザートコミックス)たいようのいえ(7) (デザートコミックス)たいようのいえ(8) (デザートコミックス)たいようのいえ(9) (デザートコミックス)たいようのいえ(10) (デザートコミックス)たいようのいえ(11) (デザートコミックス)たいようのいえ(12) (デザートコミックス)たいようのいえ(13) (デザートコミックス)
たいようのいえ 1~13 (KC デザート)
 絵柄がかわいくてずっと前から読みたいと思っていた。Kindleで購入。2、3日かけて少しずつ読み進めた。疑似家族ものがだんだんと意味をスライドさせて恋愛ものになっていく、大きな意味で愛の物語だった。たいへんおもしろかったし、前述したが主人公の女の子がすごくかわいいのと、ぶっきらぼうな口調とのギャップ、そしてそれがだんだんと直っていくのがとてもよかった。長期連載なので、冒頭ではケータイ小説が重要な意味を持っているが、後半ではさらりとスマートフォンが出てきていたりと時の流れを感じさせる。読了日:06月28日 著者:タアモ


平賀源内捕物帳 (朝日文芸文庫)
 久生十蘭が別名で書いた、平賀源内が探偵役の捕物帖。冒頭の1作目が、最初は流星による殺人と見せてさらなるトリックでという……ケレン味たっぷりの推理小説で驚いた。文体も流麗でキャラも立っててさらさら読める。ただ後半になるにつけだんだんとほめていいのかけなしていいのかよくわからないトリックが続き、さいごには探偵役が代わってしまう。なんとも不思議な小説だった。読了日:06月28日 著者:久生 十蘭


キッズファイヤー・ドットコム

キッズファイヤー・ドットコム

■キッズファイヤー・ドットコム
 プルーフで。これはほんと限定的なオススメの仕方だと思うのですが、「次世代型作家のリアル・フィクション」を好きだった方々にぜひ読んでもらいたいやつでした。「テクノロジーが人間をどう変えていくのか」をリリカルに描いた、海猫沢めろん先生の傑作SF『キッズファイヤー・ドットコム』をよろしくお願いします。読了日:06月22日 著者:海猫沢めろん


ゴーストマン 時限紙幣 (文春文庫)

ゴーストマン 時限紙幣 (文春文庫)

■ゴーストマン 時限紙幣 (文春文庫)
 かっこいいケイパー小説っていうのをまともに読んだのは初めてかもしれない。何者でないことで何者にもなれるというゴーストマンがすごくかっこよかった。ケータイをガンガン捨てたり車を乗り捨てたりそういう細部の積み重ねと、現在の追跡行と過去の犯罪とが交互に描かれる構成もさすがのでき。ジャックとアンジェラの関係も、安心感があっていいなぁ。こういう関係が描けるのがすごい。この小説がRHが生きていた証と言える、そういうすごい小説だった。読了日:06月19日 著者:ロジャー・ホッブズ


鋼の錬金術師 22巻 (デジタル版ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 23巻 (デジタル版ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 24巻 (デジタル版ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 25巻 (デジタル版ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 26巻 (デジタル版ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 27巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)
 実写映画の予告編を見て、思わず実家の母に連絡し、棚に何巻まであるかを確認してもらって読んでいなかった巻を購入する。改めて(言うまでもなく)荒川弘のうまさは1コマで情報をどうやって見せるのか、戦闘シーンにおける伏線の貼り方というマンガ的なうまさにあると思う。それと大きな物語をがっつり考えて、それでいてほんとうにマンガに必要なところしか描かない抑制された理性が、ほんとうに信頼がおけるのだなと思った。それは見返しの作者コメントにも如実に描かれている。読了日:06月18日 著者:荒川弘


プリンセスメゾン 4 (ビッグコミックス)

プリンセスメゾン 4 (ビッグコミックス)

プリンセスメゾン 4 (ビッグコミックス)
 今回もよかったなぁ。ついに家を買う話。というかさまざまな、人生のありようを描くことで読者のいろいろな呪いを解いてくれる、とてもいいマンガです。読了日:06月14日 著者:池辺葵


久生十蘭ジュラネスク---珠玉傑作集 (河出文庫)

久生十蘭ジュラネスク---珠玉傑作集 (河出文庫)

久生十蘭ジュラネスク---珠玉傑作集 (河出文庫)
 読書会用。タイトルがさらっと意味を持つし、構成や漢語混じりの表現がほんとうに巧みで読んでいて惚れ惚れする。その表現力でもって凄惨なことも描かれるのできついこともあるし不穏さもすごい。特に好きなのは「生霊」「南部の鼻曲り」「影の人」「死亡通知」。読了日:06月02日 著者:久生十蘭

やつはみ喫茶読書会四十四冊目 『ジュラネスク』

久生十蘭ジュラネスク---珠玉傑作集 (河出文庫)

久生十蘭ジュラネスク---珠玉傑作集 (河出文庫)

 やつはみ喫茶読書会四十四冊目 久生十蘭『ジュラネスク』@半杓亭
 2017/06/11(日)開場10:00 開始10:20 終了12:00
 課題図書:久生十蘭『ジュラネスク 珠玉傑作集』河出文庫
 作品内容:「小説というものが、無から有を生ぜしめる一種の手品だとすれば、まさに久生十蘭の短篇こそ、それだという気がする」と澁澤龍彦が評した文体の魔術師・久生十蘭。人生の求道やら何やらを峻拒した彼の真骨頂を示す、絢爛豪華なめくるめく綺想の世界を堪能できる1冊です。
 場所:半杓亭
 参加費:お茶おやつ代1000円(この会でしか食べられない、おいしいブランチがでますよ~)
 定員:9名。要予約。開催の1週間前までにご連絡ください。定員に達した場合も告知いたします。定員に達しました。今回の参加募集は終了いたします。ありがとうございました。またキャンセルされる場合はなるべく早めにご連絡ください。当日キャンセルをされる場合はキャンセル料をいただきます。あらかじめご了承ください。
 連動企画:今回は、会場の半杓亭さんに隣接するお寺・瑞松寺さんの坐禅会と連動した企画になっています。午前8時より坐禅会を行い、終了後、午前10時より読書会を行います。ご注意ください。
 予約先:初めて参加されるかたは、yatsuhamicafe.reading(at)gmail.comにお名前とご連絡先、過去に読書会に参加したことがあるか、坐禅会への出欠、およびアルコールの出る二次会の出欠を記載の上、ご連絡ください。
 Twitterやつはみ喫茶読書会 (@yatsuhamibook) | Twitter

 今回は8名の参加でした。うち2名が初参加のかたでした。坐禅会を終えての読書会――今回だけの豪華なブランチがついてくる会だったのでおいしいおいしいと食べるのに一生懸命で、前半を終え休憩の時点で2篇までしか話せておらず、後半がけっこう駆け足になってしまいました。ちょっと予想できておらず甘かったですね。特に「死亡通知」はこの短篇集のなかでいちばん長いものだったので、ここでもう少し時間を取れたらなぁと思いました。時間配分、気をつけていきたいですね。会そのものはむつかしい言い回しと構成とでどうだこうだと話題に困ることはなかったように思ったので比較的盛り上がったのではないでしょうか。最後にブランチの画像を貼っておきますね。

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