ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。2024年11月18日実店舗OPEN!!

2月のまとめ

読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1319ページ

■ハーモニー(2) (角川コミックス・エース)
 今回もすばらしかった。原作の要素をきちっと拾いつつ、『虐殺器官』への目配せもあり、原作では描ききれていなかったガジェットの描き込みやトァンの表情の変化(化粧でごまかすところが最高)など、まさに完全版の名にふさわしい『ハーモニー』だ。読了日:2月27日 著者:三巷文


成功者K

成功者K

■成功者K
読了日:2月22日 著者:羽田圭介


SFが読みたい! 2017年版

SFが読みたい! 2017年版

SFが読みたい! 2017年版
 今年はひじょうに表紙が強い。珍しいことに海外の1位は読めてた。読了日:2月15日 著者:S‐Fマガジン編集部


淡島百景 1

淡島百景 1

淡島百景 1
 きらきらしたものの、その代わりを描くことでぼんやりと中心が見えてくる。世代をまたいで描かれることもまたそれに重みを追加している。読了日:2月8日 著者:志村貴子


■火を熾す (柴田元幸翻訳叢書―ジャック・ロンドン)
 最後の短篇にあるように「生への執着」が大きくストーリーを駆動させるモチーフになっていて、こういうサバイバルだけで読ませる短篇にしてしまえるのはさすがだなと思った。ボクシングものがあるのもきっとそこにつながるのだろう。ちょっと奇想っぽいものもラストの放っておかれ具合が絶妙だなと思った。読了日:2月6日 著者:ジャック・ロンドン


溺れた巨人 (創元SF文庫)

溺れた巨人 (創元SF文庫)

■溺れた巨人 (創元SF文庫)
 もともと読むのが早い方ではないのだけれど、これは本当に時間がかかった。病的な妄執に囚われる人物が描かれることが多いのだけれどそれが辛かったのかなぁ。よかったのは「溺れた巨人」「スクリーンゲーム」か。読了日:2月5日 著者:J.G.バラード