すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

11月の読書のまとめ

読んだ本の数:6冊

■ポリフォニック・イリュージョン
 初期作品と批評などの集成集。初期作品は同人版で読んでいたので主には『零號琴』の副読本として後半の批評とか自作解題などを中心に。「シン・ゴジラ」評や『トイ・ストーリー』評なんかがそれに当たるのかなと。読了日:11月28日 著者:飛浩隆


チュートリアル (Kindle Single)

チュートリアル (Kindle Single)

チュートリアル (Kindle Single)
 仮にセーブポイントがあったとしても、人が生きていくことの複雑さは変わらないことをシュミレートした1作。あるいは本を読むことについての短篇か。読了日:11月25日 著者:円城塔


零號琴

零號琴

■零號琴
 ついに読み終えてしまった。さまざまな出典を参照しつつ、物語が爆走していく。最終回のその先はいったいどんな物語となるのか。「かがみのまじょ」のモチーフは、「ラギッド・ガール」を彷彿とさせる。ドタバタ宇宙SFを書こうとしてこんな感じに膨らんでしまうのはもう飛先生の業なんだろうなぁって。ぜひ彼らの活躍の続きを読みたいところだ。『零號琴』は飛先生にとっての《敵は海賊》シリーズですね。あと鎌倉ユリコの元ネタってもしかして後輩なのでは?w 読了日:11月20日 著者:飛浩隆


グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行 (Kindle Single)
 拡張現実によって土地に積み重なっている歴史が基底現実を侵食していく。その風景が、飛行船というモチーフも相まってとてもきれいだった。理論のとこは触れずに「気持ち」=エモさで押し切ってもよかったんじゃないかなぁとも思った。読了日:11月17日 著者:高野史緒


攻殻機動隊 (1)    KCデラックス

攻殻機動隊 (1) KCデラックス

攻殻機動隊 (1) KCデラックス
 再読。設定的に古びたところよりも、テーマとかモチーフの先鋭さはいま読んでもSFなのでとても勉強になる。そしてそういうところはきっと古びない。新しいままだ。読了日:11月07日 著者:士郎正宗


鉄腕アトム(13) (手塚治虫漫画全集)

鉄腕アトム(13) (手塚治虫漫画全集)

鉄腕アトム(13) (手塚治虫漫画全集)
 実はまともに読むのは初めての手塚治虫浦沢直樹PLUTO』の元ネタ「地上最大のロボット」編を。以前友人よりテーマを聞いていたのでなるほどなと確認しながら読んだところはあるのだけれど、本筋の行き当たりばったり感をきちんとサスペンスへと翻案していた浦沢直樹、やるなあと思ったのでした(そこか。読了日:11月03日 著者:手塚治虫


 あと今月のまとめ読みコミックは『[まとめ買い] 四月は君の嘘』をば。芸術についてお話。すごくよかった。