アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
- 作者: フィリップ・K・ディック,カバーデザイン:土井宏明(ポジトロン),浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/03/01
- メディア: 文庫
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- 作者: フィリップ・K・ディック,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: Kindle版
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やつはみ喫茶読書会四十五冊目フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』@半杓亭
2017/07/22(土)開場15:00 開始15:30 終了18:00*1
課題図書:フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』ハヤカワ文庫SF
作品内容: 長く続いた戦争のため、放射能灰に汚染され廃墟と化した地球。生き残ったものの中には異星に安住の地を求めるものも多い。そのため異星での植民計画が重要視されるが、過酷で危険を伴う労働は、もっぱらアンドロイドを用いて行われている。また、多くの生物が絶滅し稀少なため、生物を所有することが一種のステータスとなっている。そんななか、火星で植民奴隷として使われていた8人のアンドロイドが逃亡し、地球に逃げ込むという事件が発生。人工の電気羊しか飼えず、本物の動物を手に入れたいと願っているリックは、多額の懸賞金のため「アンドロイド狩り」の仕事を引き受けるのだが……。
場所:半杓亭
参加費:お茶おやつ代600円(この会でしか食べられない、おいしいおやつがでますよ~)
満員御礼。定員:12名。要予約。開催の1週間前までにご連絡ください。定員に達した場合も告知いたします。またキャンセルされる場合はなるべく早めにご連絡ください。当日キャンセルをされる場合はキャンセル料をいただきます。あらかじめご了承ください。
予約先:初めて参加されるかたは、yatsuhamicafe.reading(at)gmail.comにお名前とご連絡先、過去に読書会に参加したことがあるか、アルコールの出る二次会の出欠を記載の上、ご連絡ください。2、3日経ってもメールの返信がない場合はお手数ですが迷惑メールフォルダをチェックされるか、こちらの記事にメールした旨のコメントを書き込みください。
Twitter:https://twitter.com/yatsuhamibook
今回は11名の参加となりました(直前に1名のキャンセル)。あとはぼくのミスでひとりお断りせざるを得ない状況になり本当に申し訳ないことに。すみませんでした。
会としては、SFということもあって現実とはすこし距離のあるポストアポカリプスの世界が舞台なので、テーマの話にまでいけるかなと思っていたのですが、思いの外、ハードボイルド小説の構造が読みやすかったという意見が多く、そこからディックの言うところの人間性=感情移入/共感へと話を進めることができました。そうなのです、多用されるいろいろなガジェットがあるんですけどそのどれもテーマのために用意されたもので、語りと設定とテーマが見事に乳化しているのがこの作品のすごいところなんですね。だからといってSF設定が表層をなぞるだけのものかというと、ちゃんと考えられていてよく読むと「そうか北半球で終末戦争が起きたんだな」とわかったりするんですよね。
さて次回は9月30日(土)を予定しています。四十六冊目は綾辻行人『十角館の殺人<新装改訂版>』講談社文庫に決まりました。よろしくお願いします。まだどの本にするか決めかねているのですが、Twitterのほうでアンケートしてしますのでよければ投票をお願いします~。
まだ本が決められていないのでアンケートします。参加いかんに関わらずどの本でやってみたいですか?
— やつはみ喫茶読書会 (@yatsuhamibook) 2017年7月23日
*1:場所を移動して行う、アルコールの出る二次会もあります。お問い合わせ下さい。