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すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

1月のまとめ

読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1157ページ

断片的なものの社会学

断片的なものの社会学

■断片的なものの社会学
 すごくよかった。あまりに断片的なエピソードがとにかく小説的なエッセイだった。読書中に著者の別作品が芥川賞候補にあがっていたのも思わず納得してしまう。描かれるテーマは「解呪」であるように思った。読了日:1月30日 著者:岸政彦


カブールの園

カブールの園

■カブールの園
 くうー「カブールの園」、めちゃくちゃカッコいい。現代SFにしてアメリカ文学のカッコよさ、そして「半地下」に見られた自伝的要素が変奏され、ほんとうにうまく絡みあっている。特にラストのプレゼンのくだりがたまらなくカッコいい! 単にマイノリティ文学と言ってしまうと取りこぼしてしまうものがいっぱいある豊かさがほんとうに素晴らしい。これは、大好きな小説だ。読了日:1月8日 著者:宮内悠介


本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

本屋さんのダイアナ (新潮文庫)
 読書会用。めっちゃ面白かった!いやーよかった!読めてよかった!構成が巧みだから、彩子の積み上げてきたものを崩すところとかノワールかってぐらいエグいし、そこからの解呪がまたよくてよくて。いやーほんといい小説だ。一方で読んでいる最中に自分のなかの偏見とかそういうのをきりりと突きつけられるのもまた、よい少女小説っていうことなのかなって。うん、大好きな1冊ですね。姪が大きくなったら勧めたいw 読了日:1月8日 著者:柚木麻子


Fate/Grand Order material III

Fate/Grand Order material III

Fate/Grand Order material III
Fate/Accel Zero Order」イベントまでの登場サーヴァントが掲載されている。読了日:1月6日 著者:TYPE-MOON


雪と珊瑚と (角川文庫)

雪と珊瑚と (角川文庫)

■雪と珊瑚と
 まだ人間的に幼い珊瑚と、その娘の雪の、成長譚。梨木香歩に特有の、スピリチュアルめいたところがより具体的な信仰と食事のふたつに振り分けられているので比較的、読みやすかったように思う。というかすごく読みやすかった。ただ明確なストーリーはあるものの、珊瑚と雪の行末は開かれたかたちで終わっている。これはまだ彼女たちの人生は続いていく、ということなのだろうなぁ。読了日:1月3日 著者:梨木香歩