ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

12月のまとめ

読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1559ページ

げんしけん 二代目の十(19) (アフタヌーンKC)
 すごくおもしろいかたちで着々とルートを潰していっている感があってすばらしい。オチはもうすぐそこなのだなぁ。それはそれでさみしさもあるけれど。にしても暴露話を聞かせられる時の黒目の描き方、恐ろしいったらないね。いやー、うまい。読了日:12月22日 著者:木尾士目


■書き下ろし日本SFコレクション NOVA+:屍者たちの帝国 (河出文庫)
 まずダントツで津原泰水「エリス、聞えるか?」、ついで仁木稔「神の御名黙して唱えよ」の設定の発展のさせ方と、高野史緒「小ねずみと童貞と復活した女」のぶっ飛び具合いの楽しさ、藤井太洋「従卒トム」のイメージのリリカルさと、一番文章のスタイルが水に合った坂永雄一「ジャングルの物語、その他の物語」、うまいことオチをつけた宮部みゆき「海神の裔」という順番か。参考リンク:http://www.kawade.co.jp/kawakura/archive/2015/10/post-7.html 読了日:12月22日


乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)
 そうかパリヤは第5の乙嫁だったのか。うまく自分を表現できないさまを見ててすごくかわいく思えるのは、やはり年齢的な若さ/幼さゆえなのだろうなぁ。でも結婚しても夜中に角を削ったりはしないと思うよ!w あと!ちょっと帯の背!ww 読了日:12月13日 著者:森薫


プラネテス(1) (モーニングコミックス)

プラネテス(1) (モーニングコミックス)

プラネテス(1) (モーニングKC (735))
読了日:12月13日 著者:幸村誠


■1518! イチゴーイチハチ! 2 (ビッグコミックス)
 ストーリーを駆動するための目指すさきがはっきりとしてきて俄然おもしろくなってきた。ほとんど日常なのにおもしろいのがすごい。あと線の太さが絵のやわらかさにつながっている。読了日:12月12日 著者:相田裕


SFマガジン 2015年 10 月号 [雑誌]
 伊藤計劃特集。前島賢「ボンクラ青春SFとしての『虐殺器官』~以後とか以前とか最初に言い出したのは誰なのかしら~」が一番同世代感があったし、刺激を受けてよかった。マデリン・アシュビー「イシン」、上遠野浩平「無能人間は涙を見せない」、早瀬耕「彼女の時間」を読む。読了日:12月7日


■BLUE GIANT 7 (ビッグコミックススペシャル)
 フィクションならではの、うつくしさがある。読了日:12月1日 著者:石塚真一