メンタルが弱ったときに見るに限るアニメ - ブックスエコーロケーション

　最終話「夢」を見ると、いつのまにか自分がネイティブではなく本土側の人間になっていることを痛切に思い知らされる。したたかにたくましく、信念ある行動が取れるようになりたいと胸が熱くなる。「んなァこたァわかってんだよ！この蛇野郎が！」

　10話「Crowds」で丈さんのタバコに火が点くシーンはほんと何度見ても涙がこぼれる。でももしかするとそれまで描かれるスガやんやパイマンへの、「どこかで覚悟を決めないとね」というODのセリフのほうに助けられているように思う。「立川クラウズゲームに参加しますか？」

　年上の悩む花澤香菜を見る、ただ見る。それだけであらゆる瑕疵に目をつぶることができる、そういうアニメ。「チョコレートとビールって……」