すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

7月のまとめ

読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2338ページ

世界堂書店 (文春文庫)

世界堂書店 (文春文庫)

世界堂書店 (文春文庫)
 読書会用。米澤穂信編の短篇集。いやはや、ラストの久生十蘭の「黄泉から」にぜんぶ持って行かれてしまった。なんというすばらしさだ。かつて乱歩に期待していたものがすごく上品に描き出されていて唸るばかり。他、順によかったのが、叙述ものとしての「十五人の殺人者たち」、ジョー・ヒルの「ポップアート」に通じる「いっぷう変わった人々」、すごく現代的なマジックリアリズム作品「石の葬式」、本格ミステリ「東洋趣味」、アメリカ西海岸系女性作家っぽさのある「私はあなたと暮らしているけれど、あなたはそれを知らない」か。読了日:7月26日 著者:


■デストロ246 4 (サンデーGXコミックス)
 沙紀の登場により物語は恐ろしい速度で終局に向かって加速し始めた。伊万里の頭の中で鳴っている音楽はどのような終着を見せてくれるのか。連載時と異なり葉子のPCからHCLIの文字が消えている。設定、変わったのかな。読了日:7月18日 著者:高橋慶太郎


■絶深海のソラリス (MF文庫J)
 海洋パニックSFライトノベルライトノベルのかわいいキャラを鉄板海洋冒険小説の結構にぶっこんでみたらどうなるか、――こうなりました。ああなんてこった。展開後半からずっとSee-Sawの「あんなに一緒だったのに」が脳内再生余裕でした。読了日:7月17日 著者:らきるち


サヨナラフラグ (フィールコミックス) (Feelコミックス)

サヨナラフラグ (フィールコミックス) (Feelコミックス)

■サヨナラフラグ (フィールコミックス) (Feelコミックス)
 短篇集。基本的には王道の恋愛要素を消化するストーリー展開なのに男性も女性のデザインがかっちりと00年代〜10年代のファッションなので思いのほかすらすら読めた。読了日:7月15日 著者:マキヒロチ


世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

■世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
 短篇集。もしかすると各作品に対する解題がいちばん読み応えがあったかもしれない。あとタイトルをこうつけられるのはほんとベタを恐れない心!だと思った。読了日:7月15日 著者:浅野いにお


ソラニン 2 (ヤングサンデーコミックス)
 種田の死がさほど悲劇的でも通過儀礼的にも描かれず、できるだけさりげなくさりげなく、という気が遣われているように感じた。そこに説得力を感じるかどうかはともかく思ったほど違和感を持たなかったのは事実だった。読了日:7月15日 著者:浅野いにお


ソラニン(1) (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン(1) (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)
 主人公たちの交友関係が学生の頃から広がらず社会が描かれないのに、すごく細部が書き込んであるからそんなに狭く感じない不思議な筆致だった。読了日:7月15日 著者:浅野いにお


■神様がうそをつく。 (アフタヌーンKC)
 松本が舞台とは。子どもに理解のある主人公の親の職業がライトノベル作家というのに、モチーフの変遷を感じた。読了日:7月15日 著者:尾崎かおり


■くまみこ 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
 まちかわいい。アイヌの流れがあるっていうのもいいね。読了日:7月15日 著者:吉元ますめ


■紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている
 東日本大震災被災した日本製紙石巻工場、その復興を描いたノンフィクション。冒頭二章の震災の描写で諸々フラッシュバックして読むのを中断してしまうほど真に迫っており、ただ美談をまとめて終わりにしないのはさすがか。半年復興にむけての「紙つなぎ」や野球部のエピソード、何より本に使われる紙がどんな風に作られ、そこにどれだけの情熱がかけられているのかを知ることができ、出版業界の末端にいる者として、とてもありがたく思った。読了日:7月8日 著者:佐々涼子


兄(アニ)さんと僕 (花とゆめCOMICS)

兄(アニ)さんと僕 (花とゆめCOMICS)

■兄(アニ)さんと僕 (花とゆめCOMICS)
 西炯子の落語もの!と飛びついたけれども、確かにちょっと物足りない感じがあった。ただ柳家喬太郎師匠との対談は爆笑だったw 雑誌コードってw 読了日:7月1日 著者:西炯子