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すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

2月のまとめ

ミッション:8ミニッツ(2011)』ダンカン・ジョーンズの2作目。タイムループによってテロを防ぐことを目的としたプログラムに従事するアフガン駐留の空挺部隊に所属するスティーブンス大尉。彼がなぜ、どうしてその作戦に従事するようになったのか、そもそもループとは何なのか、と謎が徐々に明らかになっていく過程がとてもスリリングでよかった。 そういう問題から、テロを未然に防ぐことに成功するもそこでストーリーを終わらせず、大尉の個人的な問題へとシフトして、それが一層感動を誘う展開になって、最後のループとかもう要所要所でうるうるきてしまったw そこで満足してSF的大オチにちょっと面食らってしまったのはここだけの秘密だw おそらく……物理的に存在しない対象への感情移入を描いた作品として観た時、とても正統な解答であったように思うし、そういう感傷を得ることのできるとても丁寧な演出だったということなのだろうな。プログラムのラトリッジ博士と担当オペレーター・グッドウィンとが、とてもいい対比になっているんだろう。


世界にひとつのプレイブック(2012)』:傷ついた男女がぶつかりながらも恢復していく、とても良い話だった。でも一番印象に残ったのはいまのアメリカの象徴みたいな疲れた親父役のロバート・デ・ニーロだった。オーラのなさがすごかった。ああ、なんだかアメリカの普通の人のドラマを観たなぁと。 主人公の精神状態を反映した、冒頭の不安定なカメラワークがだんだんと安定してきてダンスシーンに至ってはなんだかすっごく王道の見せ方になっていったのは、まさにハリウッド映画って感じでとても勉強になった。そしてのこの話もさいきん見てるラブストーリーと同様に「傷つけてしまった当人には何もできず、次の恋人を幸せにするのは妙なようだけれど、愛の流れというのは誰もがそうやって、次へ次へと渡していくしかない*1」ということが読み取れるんだなぁと。 まぁ自分がそういうことを読み取りたいっていうのが強く作用しているとは思います、はい。――あと二人の出会いから最初のデートでの会話と演技がキレッキレで、簡単な英語だったのもあって何回か吹き出しました。いやキュートっていうべきなのかなぁ。おもしろかった。


宇宙人ポール [Blu-ray]

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宇宙人ポール(2011)』:コミコンからUFO名所を回るイギリス人ナード二人組がアメリカナイズされたグレイとMIBから逃げるロードムービー。アメリカのトレーラーハウス文化の一端を垣間見れて楽しいし、CGの俳優もすごくいい演技だった。 人情噺よりの笑いや暗い笑いは楽しめるのだけれども、天丼みたいなのはどうも苦手なのでだいたいのギャグものはだめなんだけれど、サイモン・ペグの笑いは楽しめるんだよなぁ。不思議だ。 それとも日本じゃあやっぱりスクリューボール・コメディってのはむつかしいのかなぁ。まぁとりあえず三十路前ですがこれからも積極的にバンドTシャツを着て行こうとw