ガッチャマン クラウズ ノベライゼーション SUGANE NOTE 2015-2016
- 作者: 大野敏哉:著キナコ:絵タツノコプロ:原作
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2014/02/01
- メディア: 単行本
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異星犯罪者たちから秘密裏に地球を守るヒーロー・ガッチャマン。そのメンバーのひとり・橘清音は、黙々と任務をこなしながらも、どこか息苦しさを覚えていた。そんな彼の前に、新たなガッチャマン・一ノ瀬はじめが現れた。彼女の出現を機に、ヒーローたちの周囲が、そして世界が大きく動き始める。その中で、清音は何を思うのか――。2013年7月から9月まで放送され、早くも第2期の制作が決定した話題のアニメを、シリーズ構成を担当した大野敏哉が自ら小説化。ガッチャマンのひとり・橘清音の日記形式で振り返る、もうひとつの『ガッチャマン クラウズ』がここに! 本文イラストは、キャラクター原案のキナコによる描き下ろし。
「SUGANE NOTE」とあるように橘清音の日記として描かれることによって青春小説の側面を強く押し出した、『ガッチャマンクラウズ』のノベライズ。立川Gチームがいかにして一ノ瀬はじめによって変容し、徐々に家族としてのかたちをつくっていった/取り戻していったのかを、生真面目一辺倒だった次男*1の視点から彼の成長を含め、読み取ることができる。DC版12話を受けて清音の思い、おそらく企画当初の動機付けになったはずの3.11に対する明確なテーマ、清音と丈、うつつ、累の関係の補強なども含め、ファン必携の一冊と言えるだろう。DVDのBOXを買ってDC版12話でほっとしたような人にはぜひ読んでもらいたい一冊だ。改行の多さも拙い言葉遣いも清音のものだと思えば、愛おしく思えてくるw キナコさんの描き下ろしイラストもけっこうな点数あってうれしい。
- 作者: オトメディア編集部
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2014/01/28
- メディア: 単行本
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- 作者: ポストメディア編集部
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2013/10/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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*1:父:パイマン、母:O・D、長男:丈、長女:はじめ、次女:うつつ、三男:累、祖父:J・J。