すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

5月のまとめ

読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2559ページ

 渡航強化月間。俺ガイル。はアニメのダイジェスト感がもったいなくて思わずラノベのほうをむさぼり読みましたが、いや読んでよかったですよ。こんな変化球が直球に見せてくるなんてまったく霧間誠一的(違うか)。でもその意味では正しくおれの好きなライトノベルでした。個別エントリをあげたいけどでもまとめられる気がしないなぁw


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。〈6〉 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。〈6〉 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6 (ガガガ文庫)
 比企谷八幡の潔癖なヒールっぷりには、ほんともうほれぼれするね。「おれは妥協しない」って声が聞こえてきそうだぜ。こういう屈折した、でも正しく何かに殉じるような解決方法で描いてみせるの、ほんと弱いんだよなぁ。そしてストーリーはまさにタイトルどおりに。うんうん、確かにこれは出色の出来だ。さすが異色ライトノベル最後の牙城、ガガガ文庫だ。あと重要なのは、八幡が望んだのは相模を糾弾することではなく、奉仕部の部長を助けることに力を尽くすことだった、ということ。彼は基本的にやさしいんだよ、彼独自のルールに則ってだけどね。シュタゲのオカリンを見て厨二病がやさしさの一症状であると思い、八幡を見てぼっちがその優し過ぎるがゆえであるために、というのはなんともいい話じゃないかと思うんだ。そしてやっぱり彼らがどんなにひねくれていても、困難にあっても、そういう部分は変わらずにいてほしいと思うわけですよ。読了日:5月30日 著者:渡航


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)
 夏休み後編。八幡が色々なキャラを通して自分の気持ちに気がつく非常に重要な巻。というか、ストーリーに具体的な、外的目的を用意せず、内的な葛藤だけでちゃんとカタルシスを生じさせるのは、やっぱり5巻という積み重ねがあったればこそなんだろうなぁ。なお今回はギャグとシリアスの加減が見事だなと思いました。『孤独のグルメ』ネタは勘弁してくれ。読了日:5月29日 著者:渡航


エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫)

エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫)

■エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫)
 勉強会用。これはおれが書きたかったライトノベルですよ。でも、どこにも力みがなくてうらやましい限り。元号オーバーの日本、廃墟の都市、人型戦略兵器の戦闘、決定的な悪役の欠如ほか、世界/時代設定の妙かオーバーテクノロジーと古い日本のイメージが何でもありを可能にしてる。細部にまで目が行き届いた良作です。うん、そりゃデビューするわ。読了日:5月28日 著者:九岡望


バター猫のパラドクス 1 (ジェッツコミックス)

バター猫のパラドクス 1 (ジェッツコミックス)

■バター猫のパラドクス 1 (ジェッツコミックス)
 アダルト描写が抑えめなので気持ちのすれ違いが中心に据えられていて待ってました感がある。胸の痛さがすばらしい。読了日:5月25日 著者:サトウナンキ,きづきあきら


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 (ガガガ文庫)
 夏休みで合宿。今回彼らが解決する問題は彼らの過去の焼き直しであるがゆえに彼らの関係性にも波及する。作中エピソードの使い方が王道っすね。あとあいかわらずくすぐりどころが同世代すぎて笑ってしまう。悔しい。読了日:5月20日 著者:渡航


■デストロ246 2 (サンデーGXコミックス)
 なんなのこの刑事w いやー女子高生殺し屋が暗闘を繰り広げるってだけでもうたまらないね。しかしまあ伊万里の洗脳絡みはどういう方向に向かうのやら。調べたり行動したことってのはやっぱりログに残るんだなぁと思ったのでした。読了日:5月17日 著者:高橋慶太郎


やし酒飲み (岩波文庫)

やし酒飲み (岩波文庫)

■やし酒飲み (岩波文庫)
 読書会用。死んでしまったやし酒造りの名人を連れ戻しに死者の町まで行く道々で色々な神話的出来事に遭遇したその顛末記。ラストはぜんぜん本筋と関係なくなってて、この小説未満でありながら圧倒的な物語に翻弄されっぱなしだった。にしても固有名詞の排除のされ具合、身体の大きさやまったく言うことを聞かない未知の生物など、文化的な違いがどこを重点的にフォーカスするのか非常に興味深く思った。
読了日:5月16日 著者:エイモス・チュツオーラ


ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書 901)
 ビブリオバトルが広まっていった背景には驚くほど緻密なゲーム設計があったのだとわかる良書。本の出会いが紹介者のパーソナリティを通して意外性を持って提供されるのは確かにおもしろいだろうなぁ。ただまあ自分で見つけた読みたい本であっぷあっぷになっているおれのような人間は参加したら強い自制心が求められそうだけれどw 読了日:5月14日 著者:谷口忠大


ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)

ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)

■ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)
 ギークが美少女ロボットを作ったら自我に目覚めて放浪しちゃったんけど何か、という感じで、別個の機械知性体を創出するにしろ、ヒトの拡張ツールとしてのロボットを描くにしろ『BEATLESS』を通過した今では確かにこのラストは物足りなく感じる。ただ文章は驚くほどに瑞々しく、読みやすい。読了日:5月8日 著者:エイミー・トムスン