ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

今期のまとめ

 いま観ているものについて簡単に。書いておかないとどんどん忘れていくもので。観たことを、です。何を観たか忘れてしまうw

 前期から。ディック的ディストピアに警察ものの要素を入れてみました、という感じ。よい話やハッとする話もあれば、おれにとって当たり前の前提が格別珍しいものとして描かれて陳腐に見えてしまう話もあり、全体的に出来に波がある。でもここまで観たので最後まで観るよー。もうちょっと『COWBOY BEBOP』の方向へ振れるとかっこよいのにな、とは思う。

小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上)

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  • ROBOTICS;NOTES

 これも前期から。ADV原作の種子島を舞台にロボットとARと世界の危機が描かれる。基本、安心して観ていられる。おもしろいのは訳がわからない情報として世界の危機が提示されているのだけれど、きっとその解決方法が巨大二足歩行ロボットをつくって万博に出品するということに集約されていくのではないのかなということ。結末まで楽しみ。2クールからの新規OPでガンヴァレルの動きに今石洋之演出っぽいのがあって胸熱。

 今期から。通称ビビパン。あるいはブラッド・ピット……。まだ4話ですが、これはもう単純に一話で一回、怒涛のテンポで描かれる盛り上がり。あと変身シーンの女の子の「あ、こんな表情と仕草をするんだ!」というギャップと驚き。色と名前でキャラが規定されながらそこから外すように描かれる表情に奥行きを感じます。おじいさんの非道さに関しては他の方が語ってくれるでしょうからおれはスルーでw

 今期から。京アニのオリジナル。基本的にこういう何も起きないタイプのストーリーは苦手なのですが、山崎たくみ(エボリューション)が非常にいい演技をしているし、背景美術もかなり力が入っていて画面の情報量が高いのか見ていて飽きない。というか何も起きないとか言ってますが、ちゃんと盛り上がりがあり、それを丁寧に見せてくれるのでよいですね。

Cut (カット) 2013年 02月号 [雑誌]

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