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すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

『LOOPER/ルーパー』

 2040年代アメリカ。ルーパーと呼ばれるマフィアの殺し屋のジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)の仕事は、指定された場所に赴き、ターゲットを始末するだけ。ただそのターゲットは、証拠を残さないようにタイムトラベルで未来からやって来るのだ。ある日、いつものように仕事を始めようとしたジョーの元に送られて来たのは、30年後の自分(ブルース・ウィリス)だった。未来の自分の殺害をためらい、見逃してしまったジョーだったが、やがて何故未来の自分が送り込まれて来たのか、理由を知る事になる。

 というわけで、今年一発目の劇場映画です。
 タイムトラベル・サスペンス。時間を行ったり来たりするわけではなくて時間遡行者による過去改変が目的となっており、ストーリーは一本道ですとんとわかりやすかった。時間に対する考え方が整合性よりも過去の変化によって未来が変わることで追跡行を盛り上げることに使われているので、その辺りを気にせず観れたことも大きい。なので、そういう部分からオチを考えるとむむ?となるのですが、うん、でもきっとああするしかないようなぁとストーリー的には思うのでした。そしてそのオチはなんだかとても徹頭徹尾、利己であったように思え、それが不思議と嫌じゃない、むしろアリだな、となったのでした。
 あと世界の描写が明るい未来というよりも、ガソリン車に無理やりソーラーパネルつけて改造してたり、放浪者が大量発生してたりと、きっとエネルギー危機か何かで倦怠と停滞した未来が描かれていて、でももしかするとこの映画以後の世界ではそれが新たな兆しとしてテレキネシスを持った新人類が何かやらかしてくれるんじゃなかろうかと思うのでした。あと図書館に紙の本がいっさいなくて本棚にシートが巻かれてた描写があったけどあれな、撤去すればよくね?w あ、あと覆面して未来から送り込まれてくる人がどう考えても、CIAのどきどき拉致大作戦ことレンディションのそれでぞくぞく恐い。