2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1816ページ
- 作者: ヤマザキマリ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/09/25
- メディア: コミック
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なるほど『ベン・ハー』なのね。読了日:9月29日 著者:ヤマザキマリ
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: 文庫
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回想の形式で描かれる日常の謎と、散りばめられた伏線を回収することで全体を通じて描かれる謎と、マラソン大会の結末までのカウントダウンが、きちんとまとまっていて素晴らしい。何より読了後に残った胸のもやもやが実に切なく響き、これは本当によい、青春小説なんだなぁと思ったのでした。読了日:9月23日 著者:米澤穂信
- 作者: 間宮夏生,白味噌
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 文庫
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ミステリというよりもサスペンスだったのだけれど、焦点はそこにはなくて、じゃあ何がストーリーを駆動させていたのかというと、キャラクターだった。会話の応酬が嫌味なくおもしろくて、ああ頭のいい人が書いているんだな、と思わせられた。面白かったです。読了日:9月23日 著者:間宮夏生
- 作者: メアリ・シェリー,森下弓子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1984/02/24
- メディア: 文庫
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当時の心象や価値観が、いまでは当然自明であるために退屈にしか読み取れない。これは恐怖が未知に依るためなのだから仕方のないことなのだろうと思った。なのでゴシック小説としては古びているのではないか。なお表紙は文庫創刊50周年記念カバーの寺田克也のイラストだった。読了日:9月22日 著者:メアリ・シェリー
- 作者: ムライ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/07/30
- メディア: コミック
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おお確かにこれはすごい。非日常の描き方が怖さを孕みながらどうしても憎めない、とても不思議なバランス感覚で、目で愉しむマンガだった。フェニックス先生と弟子の話はシリーズ連載やれそうですね。読了日:9月9日 著者:ムライ
- 作者: 伊藤計劃,円城塔
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/08/24
- メディア: 単行本
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現在、状況と作品を切り離して語ることがとてもむつかしいこともあって、手放しでおもしろかったというのにはどうしても躊躇があるし、やはりダメな部分も確かにあると思う。でも、本当に、ありがとうございました。堪能しました。おもしろかったです。とりあえずいまはまだ、そんなところで。読了日:9月7日 著者:伊藤計劃,円城塔