すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

8月のまとめ

 先月は帰省時に合わせて一気に読めたのですが、仕事が始まるとあれな、読めないな。ということで『フランケシュタイン』が途中にも関わらず『屍者の帝国』を読み始め、いまだ読み終わっておりません。でもまぁもう少しではあるんですけど。


2012年8月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:4216ページ
ナイス数:34ナイス


となりの関くん 3 (フラッパー)
 初読時のあの驚きがなくなってしまって残念ではあるけれどたぶんそれはおれの問題ですね。関くんに一言も喋らせないのは毎度見事。読了日:08月29日 著者:森繁拓真


伊藤計劃記録:第弐位相

伊藤計劃記録:第弐位相

伊藤計劃記録:第弐位相
つぎはぎの王国から」と「制御された現実とは何か」を読み直した。書いてあることがペダンチックにならない、というのはすごいなぁと思う。一文の中の心地よい情報量というか、まあとにかく文章が好みだってことだな。読了日:08月23日 著者:伊藤計劃


夢喰い王子の憂鬱(1) (エフコミック) (F COMICS)

夢喰い王子の憂鬱(1) (エフコミック) (F COMICS)

■夢喰い王子の憂鬱(1) (エフコミック) (F COMICS)
 女性キャラクターの描き分けがすばらしい。設定的にこれからどうなるのかも楽しみ。読了日:08月21日 著者:阿仁谷ユイジ


彼女とカメラと彼女の季節(1) (モーニング KC)

彼女とカメラと彼女の季節(1) (モーニング KC)

■彼女とカメラと彼女の季節(1) (モーニング KC)
 フフーフ。とてもおもしろかったです。続きが非常に気になりますね。たぶんいま連載しているあたりがいちばんきゅんきゅん来ますよー。読了日:08月20日 著者:月子


■Another(下) (角川スニーカー文庫)
 いやぁよかった! 圧倒的カタルシス! やはりラストは建物炎上ですよね!w 暴力の予兆と不穏な描写による、カタルシスへの予感。もうわくわくで伏線回収もさくさく進みました。大変、面白かったです。いやぁ勉強になりました。この後、メイちゃん主人公のスピンオフ短篇とか親父さん主人公の憑き物落とし的<災厄>解決篇とかあるんですよね? え、ないんですか? ヤダー!! 読了日:08月18日 著者:綾辻行人


■Another(上) (角川スニーカー文庫)
 耽美的、あるいは神秘的なモチーフが多用されているのだけれど、文体に通底する圧倒的な明晰さとロジックがホラーではなく一級のミステリとして読ませる読ませる。ゆえに油断ならずとても疲れる。しかし、そんな読者をよそに上巻の伏線はあっさり種明かしされるのだけれど、きっとそんな撹乱に惑わされてはダメなんだろうなぁw きっとそこもミスリードなんだろう?w くそう、うまいなぁ。読了日:08月18日 著者:綾辻行人


かめくん (河出文庫)

かめくん (河出文庫)

■かめくん (河出文庫)
 もっと抽象度の高い話かなぁと思っていたら、ストーリーもあるし、円環構造にもなってるし、いやはやどうしてすばらしい叙情SFでありました。何より切り取られる一瞬が不思議と懐かしいんだよなぁ。読了日:08月17日 著者:北野勇作


ブラッド・ミュージック  (ハヤカワ文庫SF)

ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)

■ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)
 分子生物学から量子力学まで話を発展させ、さらにポスト・ヒューマンものへとつなげていくストーリー展開には非常に唸った。細部の書き込みがぶっ飛んだ話をとても地に足のついたものにしている。ヌーサイトに変えられた北米の景色はぜひイラストで見てみたい。あと余談ではあるが、塩の人の心の一冊ということで今回読んでみた。読了日:08月15日 著者:グレッグ・ベア,小川隆


勝手にふるえてろ (文春文庫)

勝手にふるえてろ (文春文庫)

勝手にふるえてろ (文春文庫)
 1人ぐらい同世代の作家を読んでいるとよい、ということで思い出したように綿矢りさ。でも「勝手にふるえてろ」はやはり待たずに二年前に、せっかくだし26歳の頃に読んだ方が良かったな。しかしほんと、ぼくらがどういものを求めているのかよく知ってるし、どう読まれるのかもわかってんなぁ。オーケー、だったらもっと浮世離れしたことは任せろ。と思ったのだけれど「仲良くしようか」でなんだよう、ここまで書けんじゃんようすげぇな、となった。オウフ。読了日:08月13日 著者:綿矢りさ


雨の日のアイリス (電撃文庫)

雨の日のアイリス (電撃文庫)

■雨の日のアイリス (電撃文庫)
 非常によい、ライトノベルSFだった。設定考証や文章の巧拙よりも、書きたいことが優先されているのが気にはなるが、伏線の回収と作中作の使い方がとてもよかったし、何よりラストの余韻がいい。あと、どうして主人公の一人称がアレでさらに漢字で表記されるのかは、労働資源としてのロボットであることからも自明だよな、とだけ。読了日:08月11日 著者:松山剛


■NOVA 8 ---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
 飛浩隆「♯銀の匙」「曠野にて」が非常によかった。やっぱり文章が好きだ。あとAR技術の描写に関して一気に焼け野原にされてしまった感があってさすがです(白目)。他は北野勇作「大卒ポンプ」、東浩紀「オールトの天使」がよかった。東浩紀のは書籍化が楽しみ。読了日:08月07日 著者:山田正紀,青山智樹,東浩紀,粕谷知世,片瀬二郎,北野勇作,飛浩隆,友成純一,松尾由美


ぼくらは都市を愛していた

ぼくらは都市を愛していた

■ぼくらは都市を愛していた
『アンブロークンアロー』や『いま集合的無意識を、』から続くテーマをモチーフを変え、本作は非常に「手触り」のある思索によって語り直してきた。毎度強く思うのは、どうしてこんなところに目をつけて言語化することができるのだろうか、ということだ。そして指摘されれば「ああそうだよな」と思わせられてしまう。そういう感覚を楽しみにもしているのだなぁと思った。読了日:08月04日 著者:神林長平


エコイック・メモリ (光文社文庫)

エコイック・メモリ (光文社文庫)

■エコイック・メモリ (光文社文庫)
 ご恵投いただきました。ありがとうございました。読了日:08月03日 著者:結城充考