ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

やつはみ喫茶読書会十五冊目@半杓亭 米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

2012/03/31(土)15:00〜17:00
やつはみ喫茶読書会 十五冊目
米澤穂信春期限定いちごタルト事件
場所:半杓亭
費用:お茶おやつ代600円
Mail:yatsuhamicafe.reading(at)gmail.com
Twitterhttp://twitter.com/yatsuhamibook
mixihttp://mixi.jp/view_community.pl?id=4798364
 *要予約。予約の〆切は2012/03/24までとします。なおそれまでに定員に達した場合も告知いたします。皆さん、奮ってご参加ください。
 予約の受付は終了しました。
 今回は@プレゼンツ、米澤穂信春期限定いちごタルト事件』です。米澤穂信といえば『折れた竜骨』のこのミス2位に、〈古典部〉シリーズの『氷菓』が京アニでアニメ化など最近話題ですね。そんな彼の、もうひとつの代表作〈小市民〉シリーズの第一作です。
 小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?

 無事に終了いたしました。今回は11人予約の10人参加でした。さすがは元ミス研ということもあってにーたーさんの司会は安心して見ていられました。後半はシリーズを通して読んでいるグループとそれ以外のグループとで別れ、話をしました。今回、印象深かったことを書いておきますと、「小鳩くんのキャラクターが小山内さんのミスリードになっている。」「日常の謎を通して、キャラクターの輪郭がはっきりしてくるストーリー構成。」「探偵が語り役というのは珍しいのでは。」「思春期の全能感がモチーフになっている。」などがありました。
 さて次回はクラフトフェアを避け、6/2(土)でポール・オースター『幽霊たち』新潮文庫で行う予定です。その前に本絡みの花見イベントや都内でSFのイベントに参加してみようかと思っておりますが、新年度もまた忙しそうです。