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すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

『キック・アス』


 ようやくようやく観てこれました。シネコンに辿り着くまでに道に迷ってしまって冒頭が少し観られなかったのはご愛嬌。アメコミの方は既読です。すでに観ている方前提で。
 マンガに比べて当たり前だけれど音楽もかっこよかったし、ヒットガールの戦闘シーンもすごかった。とてもスカッとするおもしろい映画だった。
 すごくよく覚えているシーンがふたつある。ひとつがレッドミストが「あいつは友達なんだ」っていうところ。彼の計略によってキック・アスたちが連れ去られるのだけれど、そのシーンで彼はキック・アスを初めてできた友達と呼ぶ。すごく切ないセリフでした。ラストシーンで彼がジョーカーのセリフを言うのもわかっているので余計に。
 もうひとつはキック・アス公開処刑されるシーンで、心残りであることをひとつひとつ上げていく中、『LOST』の最終回が見られないこと、と言っていたこと。これはほんと他の人にはバカバカしいことだけれど当人にとってはすごく大切なことがある、というすばらしい独白だと思う。笑っちゃうけど同じ状況になった時に自分もこういうことを考えるかもしれない。あの途中の小説書き上げたかったな、とか絶対に考えるよな、と。
 オチは大変スカっとします。映画として盛り上がりを考えられていると思うのだけれど、そのオチから、この映画は正義のお話ではなくて狂気のお話なんだなと気がつかされた。狂気。キック・アスマイスペースの自己紹介に単にヒーローではなくクライムファイターと書いていた。それが彼らの伝統ではあると思うだけれど、クライムファイターという自覚的な響きがすごく切ない。なんかスカっとするとか言っていて全然そんな感想が書けないのだけれど、観終わった後のもやもやを言葉にするとこういうことなのだろうかなとも思う。おれはどうやら『ソーシャルネットワーク』にFacebookの使い方を期待して観に行くように、潔癖な勧善懲悪のストーリーを期待していたんだろうな。よくないな。観えるものを観ないと。

キック・アス Blu-ray(特典DVD付2枚組)

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 BDには特典がつくそうなので、とりあえずこちらを買おうかなと。というかもうすぐだな!
D
 んで、こっちがエンディングのミーカの曲です。すごく熱い歌詞。