ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

せっかちなのである。

 タグつけたり表題をつけたりするのがだんだんと形式ばってきて気軽にエントリできなくなっているのがまずいな、と思ったのでフジファブリックのシングルコレクションを聞きながらだらだらと雑文を書いてみる。ここ最近小説の企画書をねじったりひねったりしたうちに気がついたのはおれは結論を急ぎすぎるということである。せっかちなのである。そんなに急いでもおれはまだ死ぬことはないはずなのにいったい何に強迫されているというのか。理由はわかっているけれどそれをそのまま書いてしまってもセンチメンタルなだけで解決にはいたらないので、小説を書く際に何が足枷になっているのかを考える。問題/事件が起きて、それをその場ですぐに解決してしまわなければいけない、とおれは考えている。すぐにすぐに次の展開に持っていかないと「おれが忘れてしまう」と恐れているのだろうと思う。というかその事件を描いた時点でもうオチはわかってるんだからそこは書かなくてもいいよね、というおれがいるのだ。そんな馬鹿な、だ。誰かに喋っていない限り、そのオチはどんなに予想され得るものであってもおれの頭の中にあるのである。書かなければわからないのだ。いい加減それを理解しろ、おれ。腰をすえて主人公が問題に取り組むためには迂遠でありながらその問題に本質的には関係があるようなエピソードを積み重ねていく/伏線を張っていくことが必要なのだろう。そして違和感なくストーリーに収まるようなエピソードや伏線をちゃんと考える過程がおれには必要なのだろうな、ということで当分の間、アニオタを休業しようかなと思います。あとマンガ雑誌を読むのも。おれには時間がない、ということを理解して行動したい。あれ結局せっかちな考え方になっているな、と思うのであるが、そろそろインプットの時間を小説だけに絞っていきたいところ。あと「どうせもうわかるでしょほらこの展開なんだし」という思考は、ブログやTwitterで考えてることがいつのまにか筒抜けになっていておれの思考の流れがトレースできるような状態、にはとうてい程遠いはずなのに、かつてある作家のWebの活動をトレースして似たような企画をさも自分で考えたかのように書こうとしてしまったことも、きっとトラウマになっているのかもしれません。誰もおれをそんなに真剣に追いかけてないから安心しろ、おれ!! そんなことはデビューしてから考えろ!!w