すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

飛浩隆先生迎撃作戦をがっつりと!

 それはこんなツイートから始まった。

飛浩隆 on Twitter: "本日夕刻、上京します。品川着が18時30分過ぎ? それから渋谷パルコへ移動してSFM展を見てみるつもり(19時ごろ?)。あとは宿にこもります。"

 このツイートを確認したとき、KASUKAは翌日の文学フリマに向けて上京するバスの中で、隣席の険の強い美人さんにびくびくしながらPSPをやっていた。慌ててPSPをスリープにしてKASUKAはリツイートした。「マジっすか!」
 渋谷のPARCOではいま、『S-Fマガジン』50周年アニバーサリーイベントの『SF50展』が行われている。アートブック「Sonic Future」には『電脳コイル』の磯光雄氏の『グラン・ヴァカンス』のイラストが掲載される関係か、飛先生はブログなどでたびたびこのイベントについて言及されていた。KASUKAも渡りに船、そんなしゃれた街のしゃれた場所で開かれるのかとどきどきしながらも一度は行ってみるべきであろうと思っていた。
 すると円城塔氏が飛先生を指さす役目を名乗り出た。これは、マジか、と思った。その日の夜、KASUKAには予定があった。女の子と会う予定ではなかった。『エクス・ポ・ブックス1 フルカワヒデオスピークス! (エクス・ポ・ブックス 1)』の発売を記念したイベント・古川日出男ナイトが青山ブックセンター六本木店で行われる予定だった。奇しくも時間は19時。もろかぶりだった。しかしKASUKAは即決した。きっとおそらく、即決した。三代目には相談したかもしれない。しかし思慮深い彼はこう言った。「先輩が好きな方でいいですよ」言われるのならぜひとも女の子に言われたいものであるが、あいにくと三代目は雀鬼すぎて待ち合わせ時間にあっさり遅れてくるような男である。
 モヤイ像を尻目に遅れてきた三代目に荷物を持たせ、迷いながら渋谷パルコに向かう。本当に迷う。明らかに文化圏の違う路地裏などを通って「ここは夜には歩けないな」と思う。
 会場につきスペースの狭さにちょっとびっくりしつつ。三代目とうろうろ。一階の書店にあったサイン本を三代目が蹂躙。おれは傍観。まだまだ迎撃には時間があるというので映画を見ようとするが時間が合わず、仕方がないのでカラオケ。男ふたりで渋谷でカラオケ。歌ったことのないようなアニソンばかりを歌う。
 時間になったので、ふたりで再び会場へ。着いたらすでに何人かのひと。円城塔氏もいらっしゃる。ふたりでもじもじ。と思わせてひとり飛び出して円城氏に挨拶。「きみもここに出てくることが珍しいからね」という言葉をいただく。そういえばこの待ち時間で大森望氏からのツイートで円城氏は『ニューロマンサー』Tシャツを買ってらっしゃったな。
 少し経って飛先生来場。おお、という野太い歓声。女子率はゼロ。会場を見て回られているのをうしろで観察するギャラリーと化す我々。スタッフのかたにお土産を渡されたり、サインなさったりする飛先生。目があったのでお辞儀して気がついていただく。
 そのあとは一階の書店でサイン入りポップ作成のため移動する。飛先生、円城氏ともバックヤードでごそごそされるも途中から円城氏は出てこられる。「どうしたんですか?」「飛さんは明日の選考委員だから伊藤計劃と仲のいいぼくと一緒にいるのはよくない」というような内容のことをおっしゃられて「なるほどー」とうなずきつつ、ついてまわる。さらに別の場所の書店でもサインポップ作成のために移動されるのについてまわる。飛先生とはこの移動の時にお話しできた。けど、なんというか、うーん、この日はちょうど『NOVA1』の発売日でまだ「自生の夢」を読んでいなかったので、久しぶりにあった親戚のおじさんとの会話みたいに、妙に心配されて嬉しいような恥ずかしいようなそんな記憶がぼんやりとだけ残っています。
 次回お会いしたときは「自生の夢」も「零號琴」も読んでお話しできたらなぁ、4月かなぁと思っております。