すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

11月のまとめ

11月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1218ページ

よつばと!  9よつばと! 9
あさぎさんととーちゃんがなんかありそうでなさそうな描き方がにくい。
読了日:11月30日 著者:あずま きよひこ
虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)
すごく不思議な絵のタッチなのだけれど、いちばんよかったのが「日下兄妹」だった。高校野球/肩の怪我/不在/星のくず/ここにいること/天文学……どれも好きすぎるモチーフが繊細なようで乱暴に提示されて、ああそうだよねこれはおれのための物語なんだよね、と震えた。あと昆虫に対する視点がおもしろいね。
読了日:11月23日 著者:市川 春子
乱と灰色の世界 1巻 (BEAM COMIX)乱と灰色の世界 1巻 (BEAM COMIX)
エブリデイマジックものかと思ったらお母さんの鎮めている扉の描写で圧倒された。やられました。
読了日:11月23日 著者:入江 亜季
魔法なんて信じない。でも君は信じる。魔法なんて信じない。でも君は信じる。
西島大介のさらっと書いたように見えるマンガの価値と奥深さを理解するのにちょうどよいガイドブック。ドキュメントマンガもさることながら大谷能生の論考もこういうマンガの読み方があるのかと思っておもしろい。それでなにかに似ているなぁと思ったら仲俣暁生の『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』に似てるんだな、本の作りが。
読了日:11月17日 著者:西島 大介,大谷 能生
天地明察天地明察
傑作なり!文体に見られたサヴァイブ感が落ち着いたものとなり、そのエネルギーが充足してストーリーテリングに向かっている。生き急いでいるのではなく、武術の速歩のように力に満ちた安定した筆致だった。すでにわかっていることをこれほど面白く書く、という好例。背筋を伸ばして読みたくなる。ただ後半はちょっと史料に引っぱられた感があるけれど、それは単純に冲方丁がまだ年齢的に「わからない」ところを描こうとしたからではないのかと思う。まだ伸びしろがあるって言うんだから恐いよまったく。
読了日:11月16日 著者:冲方 丁
旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)
キミとボクの関係を劇的に演出するために世界の危機という障害を用意する作品群のことをセカイ系だとするならば、まさにこれはその典型だ。その障害:「喪失症」に対して「どうして?」という視点で踏み込めればSFだったのだが、もちろんこのライトノベルはそういうことは斟酌しない。その割りに設定の裏をかくようなラストシーンがぽんと提示されてどうにも不思議な後味の物語だった。
読了日:11月14日 著者:萬屋 直人
町でうわさの天狗の子 5 (フラワーコミックスアルファ)町でうわさの天狗の子 5 (フラワーコミックスアルファ)
読了日:11月12日 著者:岩本 ナオ
惑星のさみだれ 8 (ヤングキングコミックス)惑星のさみだれ 8 (ヤングキングコミックス)
「迷ったら腹に聞け、腹の声が聞こえないときは自らで耳をふさいでいると知れ」おかしな言葉使いだけれど、物語への隠喩が露骨になってきたような。
読了日:11月11日 著者:水上 悟志
戦国妖狐(3) (BLADE COMICS)戦国妖狐(3) (BLADE COMICS)
「そうか、泣けるか」筆絵の使い方がよいですね。勢いがある。
読了日:11月11日 著者:水上 悟志
ワールドエンドゲーム (Feelコミックス)ワールドエンドゲーム (Feelコミックス)
ふーむ、仕事で自己実現物かと思いきや、焦点が当てられているのはキャラクターの関係性だと思う。ここにあるのは大人になりきれない若者がきっかけ/越境によって現実との向き合い方をゆっくりと探していく、端的に言えば青春漫画だ。ただまぁ谷川史子なら短篇でやる内容だよね。
読了日:11月07日 著者:KUJIRA
さよならピアノソナタencore pieces (電撃文庫 す)さよならピアノソナタencore pieces (電撃文庫 す)
人の一生を描くのが長篇ならば、短篇はその一瞬のきらめきを切り取るものである。この短編集に納められている物語/ピースは輝いていて、そう、その刹那にこそロックンロールが宿るのだ。
読了日:11月03日 著者:杉井 光

読書メーター

 今月もなるべく消費を抑えたつもりだったのだけれど、何だかんだ言ってマンガしか読んでいない。というか小説を書いていると読んでいる小説にすごく影響を受けてしまうことがわかった。自分を保てなくなっているのかもしれない。おもしろいってなんだったっけ?