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すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

『イングロリアス・バスターズ』

映画

 クエンティン・タランティーノの最新作を観てきました。キャンペーン中だったのか3章まで観てつまんなかったら席を立って全額返金してもらえる案内をもらいましたが、最後まで観る人のほうが多い/好きだから観に行く人が多いこの時期だけというのがうまいなぁ、と。
 のっけから不安を煽るカメラワークと、無駄な会話と称されることが多い掛け合いが今回は非常にスリリングで恐かったし、わくわくした。イーライ・ロスユダヤの熊の登場シーンとか煽るだけ煽って軽くダレさせてから、バットで殴りまくりでもうこれはさすがにびっくりしたけれど、妙に滑稽で笑えてくるのだから不思議だった。
 なんというか映画、映像の効果を十二分に意識した演出がとてもスリリングで、なんだかしっかり正統で映画的な快楽を感じ取れる映画でした。演出の勉強がすげぇできたというか、音楽とこう煽ったらこんだけどきどきするんだなぁというのと、凄惨なシーンにこういう角度で撮ってこういう音楽をかけるとなんだかすごく切なくなるんだなぁと、そういう部分ですごく感心しながら見ていました。あと歴史的にはこんなことやってもいいんだ!というのもあってびっくりしつつそうかありなのかぁと肩の力が抜けるような感じでした。