すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

10月のまとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1341ページ

WATCHMEN ウォッチメン(SHO-PRO BOOKS)WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (SHO-PRO BOOKS)
最初は映画の副読本として読んでいたのだけれど、気がつくと本編になっていた。圧倒的な描き込みと情報量はただ眺めているだけでも楽しめるし、なによりヒーローの存在を突き詰めて考えることで現実への仮借ない批評となっている。すばらしいスペキュレイティブ・フィクション。なおロールシャッハの存在を「モラルと価値観が地に堕ちた混乱の世界における清き戦士」と認識したおれはどんだけ潔癖なんだ、と。
読了日:10月31日 著者:アラン・ムーア
シュトヘル 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)シュトヘル 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
ようやくキャラクターたちの自己紹介が、思想と関係が明確になった。ここからその力関係がどのように変遷していくのか、それともやはり物語の必定たる「語り継ぐこと」に集約されていくのか、どのようなビジョンが見られるのか非常に楽しみである。
読了日:10月30日 著者:伊藤 悠
拳闘士の休息 (河出文庫 シ 7-1)拳闘士の休息 (河出文庫 シ 7-1)
本当にすらすら読めた。喉がすごく渇いている時に差し出された水みたいに、痛みが生気をともなって身体に沁み渡っていくのがわかった。そうだ、確かに現実は苦痛に満ちてろくでもない。だからこそ、その痛みは真摯さや切実さにつながり、ひいては強靭な輝きを放つ。そう、我々は生き残らなければならないのだ。それを思い出させてくれる傑作ばかりの短編集だった。
読了日:10月27日 著者:トム・ジョーンズ
雨無村役場産業課兼観光係 2 (フラワーコミックス)雨無村役場産業課兼観光係 2 (フラワーコミックス)
「なんにもないわけ、ないじゃないか」
読了日:10月21日 著者:岩本 ナオ
ウランバナ (クイーンズコミックス)ウランバナ (クイーンズコミックス)
ウランバナ」「近くの他人」「ダブル プレイ」からなる中短篇集。インドと蓮と禅寺の「ウランバナ」もほんわかしつつも切なくていいのだけれど、身につまされる圧倒的な切なさは、それはもう「ダブル プレイ」には敵わないと思うんだ。や、バカのひとりなものでw
読了日:10月19日 著者:勝田 文
ちくたくぼんぼん 1 (クイーンズコミックス)ちくたくぼんぼん 1 (クイーンズコミックス)
相変わらずふんわりした空気が好ましい。ただ昭和初期が舞台だとちょっとふわふわしすぎていて、いまのおれには現実と地続きなぶん「ビーチ・イズ・ビューチフル」の方が説得力あるおもしろさだった。
読了日:10月19日 著者:勝田 文
乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
衣装の意匠がすばらしい。好きで描きまくっている感じがとてもよく出ていて、それに対する貪欲さと込められたエネルギーがきちんとマンガへと反映されている好例。というか、ストーリーも含めて森薫さんのマンガがおもしろくないはずがない、ですねw
読了日:10月14日 著者:森 薫
戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
安心して読めるということで再読。会話が多く描写が少ないけれど、シーンのカットバックやストーリー展開のテンポのよさ、ちょっと抜けているだけ魅力的に描かれるキャラクターも含めて◎。120分ものの劇場版アニメ。ストップウォッチ片手に読み直すべきだった。構成と設定がキレまくりです。
読了日:10月13日 著者:賀東 招二

読書メーター

  先月は文フリの原稿でドタバタしたし、無駄遣いを控えたので冊数が減ってますな。なのに積読は増える一方です。なんであれも読みたいこれも読みたいというモチベーションをいざ読むときまで持続できないのか、買った時点で終わってしまうのか、消費だからか。いけませんねぇ、ほんとに。