すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

『うそつきパラドクス』きづきあきら+サトウナンキ

うそつきパラドクス 1 (ジェッツコミックス)

うそつきパラドクス 1 (ジェッツコミックス)

 恋に嵌る第1巻。
 主人公、八日堂。会社員。男。彼が好きになったのは同僚の女の子、栖佑。彼女には遠恋中の彼氏がいる。名古屋に住んでいるので、通称「名古屋」。
 これは本気と浮気。「いつでも終われる」と思っていた恋は、すでに終われない。

 待望の第1巻。プレストーリーの読み切り「時間外手当」を第1話として収録している待望の第1巻。大切なことなので2回言いました。隔週の連載を欠かさずチェックしております。『モテキ』とこれがあれば当分は生きていける、というぐらいに。
 作中キャラクターの年齢がまさにおれと同じぐらいで畜生うらやましいぜ、という思いと同時についついおれならこんなにうまく立ち回れないだろうな、と考えてしまう。おたおたしてわたわたしてしまうだろうし、おそらくきっといまもしているのだろうと思う(笑)。自分にひきつけて考えてしまう、そうやっていつのまにか感情移入してしまう、してしまっていた。
 お互いの好意と揺れ具合のさじ加減がとても上手で、一瞬一瞬のシーンで胸がきりりと痛む。狙っているシーンでまさに打ち抜かれてしまう。掲載誌の関係かちょっと胸がぽろぽろこぼれすぎな気もするけれどw
 とりあえず言葉を尽くしても、この感覚はやっぱりちょっと説明しづらい。久しぶりにこう思う。ああそうか、これはおれのために描かれたマンガなんだな、と。もうちょっと落ち着いて読めるようになるには時間がかかるかもですねぇ。とてもいいマンガです、でした。