- 作者: 本の雑誌編集部
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2009/04/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あとおれも売れてる本ばっかじゃん、と言っていた人間として編集後記は引用させていただきます。
「売れてる本ばっかり」という指摘が大半だが、そういう指摘をする人は自分は読書家である、としっかり認識していただきたい。世の中のほとんどの人は一年に数冊の本しか読まないのだ。そういう人たちはノミネート十作品のうち一冊も読んだことがなければ書名すら知らないのである。(たぶん。)彼らの「年に数冊」が十数冊、数十冊になれば出版業界は上げ潮に向かうだろう。面白い本を読むと、もう一冊、さらに一冊と読みたくなる。本にはそういう麻薬のような力がある。その最初の一冊としてふさわしい本を本屋大賞は選んできたと確信している。
フムン、まぁ書店員の全員がハードコアな読書家ではない、なんてことはこの労働に就いて1年目に/とっくの昔に認識していたつもりだったのだけれど、どうやら理解できてなかったせいで過剰な期待をしていたようですね、おれって。それで勝手に絶望してるんですからほんと、なんだかなぁって感じですわ。