- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: DVD
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ラストの側溝を覗くシーンが恐くて恐くてたまらなくて、なんでそんなゆっくりカメラを回すんだよ、と目を背けたくなった。そのあと映像特典の日本版予告編を観たら、冒頭からその側溝で、ぞわわわとなった。
1970年代の韓国の田舎を忠実に再現してあるのだろうけれど、そこにつきまとう泥臭さ、水っぽさが画面で映えている。ただ勘違いして欲しくないのは決してこれが横溝正史的な、土着的ななにかに由来する恐さではない、ということ。得体の知れない悪意の塊がそこにあるかもしれない、という恐さだ。その意味でも吹き替えの石田彰もすばらしいキャストだった。あのどこかつかみ所のない感じが、恐さに拍車をかけているようだった。
ああ、これはあれだな、誰かと話して確認したくなるような映画だな、なんか。すごく他の人がどう観るのかが気になる。