すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

EFC

 実家から持って来た文庫の『グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)』の解説が仲俣暁生だったことを思い出して読んで、改めていろいろ勉強になった。この人の雑誌に対するスタンスは受け入れらないものがあるのだけれど、こと「小説」に対してはほんとうに勉強になる。「物語」を紡ぐこと、「小説」を書くこと、それらを読むこと/それらが読まれることのもつ意味を深く掘り下げる、という部分。いまはなによりも速く書き、書き上げるべきなのだけれど、このスタイルはおれが進んでいく道の、そのさきにぜったいに存在しているし、そうでなければならないのだと思った。
 あとけっこうな部分で『グラン・ヴァカンス』の構造を真似ていると気がついたよ、ほら観光都市的な部分てまんまじゃんさ、と思ったのでさらに章タイトルのつけかたを真似てみる。章ごとに重要な要素を詩的に配置する。その言葉から章のイメージを引き出していく。うすぼんやりとしたものをエピソードで縁取って立体化していく。ただ最後の章にはまだつけられなかった。まだ迷っている。とりあえず月末まで書く。