ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

『グッド・シェパード(2006)』

グッド・シェパード [DVD]

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 目的:諜報組織の設立をどのように描くのか。
 結果:アナログな情報活動ってのはひりひり恐い
マット・デイモンの寡黙さが思考の読めなささ、ひいてはタフさへとつながっている。
・CIAは多くの犠牲と私欲によって成立しているが、まずなにより誠意/良き羊飼いが組織活動を方向付けた。
・駆け引きはカット・バックによってより緊迫したものに演出される。
・ウィークポイントは最初に提示される。
・拷問は最後までとっておく。
・誰も信じてはならない、という言葉は真実である。
・主人公は事実のみを追い求めていくことで、説得力がます。
・USAの駆動基盤は秘密結社である。
・家族は愛すべき対象であるが、これから家族になる相手は違う。
・というか、どう考えてもデ・ニーロです、この映画。