すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

秋山瑞人『E.G.コンバット』3rd

E.G.コンバット〈3rd〉 (電撃文庫)

E.G.コンバット〈3rd〉 (電撃文庫)

 ン・カイ防空守備隊KK66空軍基地の描写がめちゃめちゃ怖いことにいまさらながらに気がつく。そこからぽろりとシナリオ13という単語が転がり出てくるというのもうまい。ホラーを書いてくれホラーを。というか、その前の伏線でキャリアの中で怪談話が行われるんだな。うーん…なんという構成の妙。
 ペスカトーレの会話が地の文で書かれるのが毎回楽しい。忘れていたけれどこういう文体遊びをきちんとキャラ付けに使っているのがうまい。見直しました。うおっしゃーあやまれーぺこぺこあやまれぇー!!
 でも、今回読み直してなんでそんなにEGFマダーっていうのがごはんを食べるときのいただきますのように言われ続けているのか、一種の宗教/脊髄反射めいたものを感じないでもなかったのだけれど、なるほど確かに空軍基地でなにがあったのかシナリオ13とはなんなのかプラネリアムがどこからきたのか月はなにで地球はどうなるかルノアはマナッドに会うことができるのか、とかそういう謎がいっぱいいっぱぁーい残っているわけで、はぁなるほどそうだよなぁ気になるよなぁと、納得できた。
 ちなみに秋山瑞人が参考にした、こういった感じのミリタリー・SFってどんなのがあるんだろうか。ちと気になった。