- 作者: 西島大介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/05/30
- メディア: コミック
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あいかわらず、メタ*1とベタ*2のすばらしい配分感覚とアングラな絵のタッチで読ませるマンガだ。あと、ベトナムという異界でのマジック・リアリズム的な視点がちょびちょび入ってきていて、それはそういうのを入れないとたぶん西島大介がマンガを描けないからなのかなぁ、と思った。ワンマン・アーミーというエンタメには必然のあざとさを、どうやって処理するのか、という答えのような気がして、西島大介はたまにベタにふれすぎて読めなくなったりもするんだけれど、こういう部分で妙に、そして『凹村戦争(おうそんせんそう) (Jコレクション)』のころからずっと親近感がある。流行を追いかけて悩んでいる感じとか、特に。