- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 雑誌
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新作。『四年生』『五年生』でただただ愚直に人間関係をシミュレートし、『げんしけん』は恋愛という大きな物語によってオタクの生態を脱臭して間口を広げ、『くじアン』ではラブコメのあざとさを相対化せしめた、木尾士目。彼が今回メインにすえてきたのは「子育て」。それも、なんというか子育て本に載っているような感じで、丁寧に。言い方が好きではないけれど、現実に忠実に、というかそういう風にみせているのだろうか、いまいちおれには経験がないからわからない。まぁそんなのはググればいいのだろうけれど揚げ足取りがしたいわけではないのだ。
子育てをやるのが双子の女の子で、決して女性ではないということがポイントだわね。なんというかマニュアル本みたいに子育ての解説に紛れ込ませるように彼女たちの素性が、服装を含めて描かれている。母乳をやる姉を見て、ゴスロリ妹は思う、「去年まで一緒に高校に通ってたのに、もうお母さんだよ」と。なぜ彼女たちがそんな若さで子供を生み、育てることになったのか。そこにはどんなドラマが隠されているのか。そういうのがマニュアル本的な演出の影からちらちらとわれわれを誘っている。くぅーーーーうまいwwwちゃんとかいてんなぁ木尾士目ww
この回の、目標を描いていく、圧倒的なスピード感。そうそう、こうやっておれたちは思考を固め、先を見据え「なんでもやったる!」と小説を書き、会議をし、根まわしを行って、部会に臨んだのだ。これをかつてのものとせず、おれもやらねばならん、と気がつきました。どうもありがとうございます。
はいはい、いい展開です、展開の速さです。クヌート殿下の最初の試練。神はそのまなざしのみによって存在している。見ているだけ。めでるのだ。トルフィンが彼から、どんな変化を受けてまた変化するのか。まずは来月、楽しみだ。
- 百舌谷さん逆上する:ロック篠房
読み忘れた。。。