- 作者: 谷崎央佳/「ベクシル」製作委員会,緒方剛志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/07/18
- メディア: 文庫
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つーか、一人称で書いてはいけないことまで、無造作にぼろりと書いていたり、会話文のどうしようもないチープさに、安易にどもったり、苦痛を「ぐふっ」と言わせたり、その無神経さに、ちょっとびっくりすぐらいの怒りを感じてしまった。特別魅力的ともいえないディストピア世界観を主人公の内言で愚鈍に「説明」してしまっていたり、最初の40ページ付近で挫折。ほら、魅力的な設定じゃないんだから、文章で魅力的に見せるんでしょう?ねぇわかってる、言葉の力を、さ?
ねぇ?さっさと「大きな謎」を提示してくれよ。全然、ひりひりしないよ。
ねぇ、それとも、こんなレベルで大丈夫なの?こんな文章レベルで、ライトノベルって書いていいの?それってジャンルにおんぶにだっこってこと?ふーん。
…………。
いやさ、特殊部隊の訓練生ってのも、うーん、と思うわけだよ。あの、機密性は?とかさ。スタバでレポ書いてていいの?とか。
あー、わかったわかった、そうかおれ、なんで怒ってるのかわかったよ。
冲方丁の、虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)を期待してたんだ。。。
んで、どっかでおれならもっとうまく料理できるモチーフなのに、って傲慢だけど思ってるんだな。
ありがとうございました。基本的に下は見ないようにしているのですが、いい勉強になりました。とてもいい奮起になりました。おれはぜったいに、同じ轍は踏みません。
まぁ緒方剛志のジャケ買いだったのだから、文句を言ってはいけないのでしょうね。しかし彼の描くメカはあいかわらず「軟質メタル」ってイメージでよいですね。シックス・ボルト (電撃文庫)が懐かしいですよwww