すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

『コンテンツの思想』

コンテンツの思想―マンガ・アニメ・ライトノベル

コンテンツの思想―マンガ・アニメ・ライトノベル

 コンテンツ産業の国を挙げての振興がやかましく言われる現在、マンガ、アニメ、ライトノベルetc.の現場はどうなっているのか。東浩紀がポスト『エヴァ』世代のクリエイターたちと熱く激しく切り結ぶ。

 対談集なので『ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)』よりも読みやすくて、とても勉強になった。やっぱ基礎知識がないぶん、クリエイター同士の言葉の方がおれには真に迫ってくるよう。
 新海誠の独特な制作方法を知らなかったから、なんどもうなずいてしまった。西島大介もいい味出してる。神山健治東浩紀ヴィジュアリスト押井守批判も、大変勉強になった。

 あと、なんか読んでて、こういう流れが見えた。

エヴァンゲリオン』:「ここにいてもいいんだ」
ほしのこえ』:「ここにいるよ」
凹村戦争』:「もはやここにいない」or「いないのにいるよ」
蒼穹のファフナー』:「あなたはそこにいますか?」
鉄コン筋クリート』:「そこからなにがみえる?」

 まぁ途中までは西島大介のなんだけど、この流れを受けて、では、おれは、なにが書ける?という問いに帰結するわけで。でも、なんか別に先行作品を知らなくても、「知的な洞察と詩的な叙情性」をうまく短絡させられれば、おれにも物語が書けるんじゃないのかと思えてきた、ね。
 いや、この頃、読む時間はきちんと確保できているのだけれど、相対的に書く時間が減っていて、まっずいなぁと思っていたのだけれど、色々御託を並べる前に「書けよ」ってことなんでしょうね。ブログでだらだらとエクスキューズを並べていてはいかんわけなんですよ、時間は限られているわけで、おれはきっちり10時間は拘束されて生活費を捻出しているわけですから、ね。