- 作者: 西島大介
- 出版社/メーカー: INFASパブリケーションズ
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
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KASUKAの音楽の趣味はロック一辺倒(ヴィジュアル系 → ミクスチャー・エモロック → パンク・日本語ロック)だったので、西島大介がどっぷりだったテクノは全然わからないのだけれど、なるほどやはりどんな文化/カルチャーにも流れがあって、その前衛的な部分はアングラ方面からの介入による加速によってムーブメントとなって、そのムーブメントによって一般への拡散と拡大の道を通って「カルチャー」となるではと再認識。これってマルクスじゃないけれど文化の成熟度合いみたいなものがわかるんでは、とか思うがそれに関してはすでに論文とかがちゃんとあって単にKASUKAが寡聞なだけなのだろうけれど、現在の「萌え」とか「オタク」とか「ライトノベル」とかその筆頭じゃねぇのかと思う。
で、この本なんだけれど正直、西島大介というクリエイターが好きじゃないとあんま読むところがないのかもしれない。どれでも短いのでそれほど読んだ、という気分になれないのです。
そして気がついたのですが、西島大介ってこぎれいで勤勉な荻原一至って感じがするのはなんでなんでしょう。
あ、あと塩澤編集長と前島賢との鼎談CD欲しいな。
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