すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

『交響詩篇エウレカセブン6』

 一時期の熱も冷め、落ち着いて読む。アニメが終了してから、自分の中で熱が静まっていくのがわかったのだが、その最後の熱を静かに吹き消してくれた作品となった。きれいに幕を引いてくれたように思う。すこし優等生過ぎるオチが気になったぐらい、かな。
 でも、ギンガ号から脱出してきた軍人たちの描き方が、やばい。かなりえぐい。ここまで落としていいのか?と柄にもなく心配になってしまう。それはやっぱり絶対的な弱者として見なされがちな子どもの傍での戦闘で、ゲッコーステイトが満身創痍でほとんど無抵抗だった、ってのもあるのかも知れない。
 でもこの漫画は、単なるアニメのメディアミックスとして成立していたのではない、という点においてKAUSKAは非常に好感を持っている。この漫画には色々なところでいびつな点があると思うし、それはラストシーンまでの過程でも見受けられる。でも、それはどうにかしてアニメと同じように/異なるように漫画としてエウレカセブンを捉えて描こうとした、その努力の証であるようにも思えるのだ。ただのアニメの踏襲にしなかったその姿勢は、物を作るうえで本当に大切なものだとKASUKAは思うのでした。
 そう、レントンだって自分が好きなものに対して傷つくことを、決して恐れていなかったではないか。