ごめんなさいミクシィからの転載です。
脱稿。
予定時刻を大幅にオーバーしての脱稿(脱稿って書くとなんだかプロの作家さんみたいだよね、飛先生からパクらせていただいたのですけれど)。
ずぐさまデザイン担当Neonくんにメールで送付。
FL3原稿サイズにて20頁に。合評会用原稿から6頁の増(笑)
バイト数は166KBにて400字詰め原稿用紙換算は約68枚!
ようやく真の結末、回収できなかった伏線の意図を明らかにできました(笑)
がんばった、俺がんばったよ。
誕生日なのにがんばったよ。
いや誕生日だからがんばったんだよ。
他にすることがないと寂しいばかりだから俺がんばったんだよ。
ではここからは自作解題という名前の言い訳でも。
今作『スーサイド・ヒューマンズ』では今持ちうる技術のすべてを投入しようと考えました。だって学生生活最後の作品だしおそらく。
というわけで古川日出男の文体に、神林長平のガジェットに、冲方丁の戦闘シーンに、秋山瑞人の懐かしさ/切なさをごった煮してできるだけやってみようと思いました。
ええとこ取りしてやれと。うまくバランスとってやれと。ポップさとバランス感覚で新しさを演出してやれと。
で、書いている間中はずっと中間小説を意識して書いていました。純文学読みが読んでも、おもろい。エンタメ読みが読んでもおもろい。という感じで。
でも結局、俺自身の根底に流れる、KASUKAリリシズム(武田・長岡両先生による命名)みたいなものが滲み出てきてしまいました。
たとえば、冒頭で美しく飛び降りる女の子意匠であったり、たとえば、男を殴りながら泣き出してしまう少女の意匠であったり。
その他のさまざまなガジェットによって幾分それが中和されていい方向に向かっていればいいのですが……まだ書いたばかりなので到底客観視できておりません。
で、今作をあえてジャンル分けするならば「脱ライトノベルのリアル・フィクション」となることでしょう。
近作のモチーフを簡単に抜き出すと「SF×青春×格闘×セカイ系」という、まさにどんぴしゃな感じでございます。
それにW桜ペアは神林チルドレンであると標榜しており、新城カズマからはスラッシュの使い方を教わり、冲方丁と秋山瑞人からは書く熱をいただき、小川一水からは人間への深い信頼感を……といった感じであれれ〜去年から熱心に読み始めた人たちだよ〜。
ええ結局目新しいものを目指そうしておきながら、いつのまにか既存のジャンルにハマってしまっている自分がいて、それがちょっと残念でもあり、、、また書いた後でそれに気がつくという意味ではジャンルが後からついてきた、と言えなくもないような、そんな複雑な気分でございます。。。
当初の予定では「ハイパーハイブリットライトノベル」とかひとりでぼそぼそ言っておったのですが、「リアル・フィクション」の方が断然言いやすいですね(笑)
まぁつまり何が言いたいのかと言いますと、読んで褒めてね、ってことです\(゜ロ\)(/ロ゜)/あ、これも飛先生からのパクリだ(笑)