すべてはゼロから始めるために

小説家志望の雑記です。

『LOVE』

LOVE

LOVE

「現代なんて三月後には消費されて、東京の記憶から消されるんだろうな。」東京の片隅で、今を生きる男女たちと4匹の野良猫が奏でる、喪失と再生の物語。エンターテイメントと純文学の枠をこえた、現代日本「文学」の最前線がここに――第19回三島由紀夫賞受賞作品

我慢できずにハードカバーで買った一冊。
そのあと古本屋で半額で売っているのを見て衝撃を受けた一冊。
けれど正直もうプラス何千円払っても構わない、そう思わせられる一冊。
圧倒的な文体意識に支配された単語が/文章が/物語がドライヴして疾走して、どこまでも心地よく「東京」に連れて行ってくれる作品です。
好きすぎる作品は分析できないし、どうやら研ぎ澄まされた言語感覚/コストのかかった文章に今日現在のわたくしめっぽう弱いようで、まずなによりこのセンスのよさに/心地よさにひたっていたい。そう強く思いました。
そして最後まで読んでしまうのがこんなに惜しい小説は本当に久しぶりで、わざわざ2週間もかけて読んでしまいました(笑)