この頃気がついたのですが、「物を作ること」と「作家になる」ということは違うことらしいです。
- 作者: 友清哲
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その中でインタビューに答えている作家(伊坂幸太郎/冲方丁/乙一/戸梶圭太/渡瀬草一郎など)のほとんどが「物作りが好きだった/小説を書いているだけで幸せ」という言葉でその動機を語られ、その延長としてプロ作家になったというような意味を語っておられました。
小心者のわたくしは、そこでつい比較してしまいました。
はて、わたくしの動機とはいかに?そんなに純粋なもんあったっけ?
「職業作家になるために?」「社会に適合できない人間だから変人でも構わない小説家でお茶を濁す?」「小説という媒体で表現したいものがある?」「作家という肩書きでもって有名になりたい?」「てめぇのことを馬鹿にしてきた人間を見返すために?」「本が好きだから?」「身体的にプロスポーツは目指せないけれど、脳みそ的にはプロ作家は目指せるから?」「小説を書こうと思うことそれ自体が才能だよ、とあさのあつこ先生の言葉を信じちゃったから?」
色々ありました。
まぁこうやって列挙していけばいずれは見つかるかと思って挙げていったのですが、ハイ、見つかりました。
たぶんこいつが一番の動機ですな。
「小説を読んでもらっておもしろかった、と言われるのが好きだから」→「存在を認められたような気分に」
つまり無人島に行った時点でわたくし、小説を書くこと止めるの決定!
そしてけっこうプリミティブな動機ではありませんか?(笑)
つうか思春期の男の子かよ!とはつっ込まないでください(-_-;)
で、冒頭に戻るのですが、多くの人に読んで認めてもらうためには「プロ作家」という肩書きは必要ですよね。
かつおもしろい小説を書けば書くだけ、おもしろいと言ってもらえる確率もあがると。
そのステップとしてプロ作家になる。
だからわたくしは小説家を目指すのであります。
うん、これで行こうー(笑)