ブックスエコーロケーション

「SFとボクらの場所」をテーマにした本屋のブログです。実店舗はありません。開業準備中。

8月の読書のまとめ

読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2687ページ

カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)

カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)

カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)
 ゲラで。上巻は作中作がまるまる。読了日:08月29日 著者:アンソニーホロヴィッツ


ロード・エルメロイII世の事件簿 (2) (角川コミックス・エース)

ロード・エルメロイII世の事件簿 (2) (角川コミックス・エース)

■ロード・エルメロイII世の事件簿 (2) (角川コミックス・エース)
 ラストシーンは「鑑識眼のNPチャージで宝具発動じゃないか!w w w」となったFGO脳。次で謎解きパートが描かれるのだろうけれど、正直さっぱりわからない。消去法でなら想像つくけど、それはミステリとしてどうよ、だしなぁ。読了日:08月25日 著者:東冬,TENGEN


ロード・エルメロイII世の事件簿 (1) (角川コミックス・エース)

ロード・エルメロイII世の事件簿 (1) (角川コミックス・エース)

■ロード・エルメロイII世の事件簿 (1) (角川コミックス・エース)
 以前友人が言っていたのだけれど、FGOにおける「鑑識眼」は諸葛孔明ではなくエルメロイII世由来なんだな、と思わせられるね。絵もきれいで大満足なコミカライズです。読了日:08月25日 著者:東冬,TENGEN


ヴィンランド・サガ(21) (アフタヌーンKC)
 情報が整理されていて絵も上手いからさくさくっと読めるけど、1年ぐらいかかってまとまってるのをこんなにあっさり読んでしまっていいのかなと思ってしまう。読了日:08月23日 著者:幸村誠


ひとつむぎの手

ひとつむぎの手

■ひとつむぎの手
 プルーフで。のっと・ふぉー・みーだった。読了日:08月21日 著者:知念実希人


紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1)

紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1)

■紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1)
 表題作の泣き物感にちょっと距離を置いていたのですが、「月へ」「結縄」「太平洋横断海底トンネル小史」「文字占い師」の弱者への眼差しがすばらしく、なるほど!これがケン・リュウなのかと認識を改めた。読了日:08月19日 著者:ケン・リュウ


友情だねって感動してよ

友情だねって感動してよ

■友情だねって感動してよ
 ゲラで。すごくいい青春小説だった。あとこういう感じの神社ネタってけっこうあるもんなんだぁと思った。読了日:08月17日 著者:小嶋陽太郎


弱いつながり 検索ワードを探す旅

弱いつながり 検索ワードを探す旅

■弱いつながり 検索ワードを探す旅
 知らない検索ワードを求めるための移動、というのはなるほどなと思った。環境を変えるかぁ。読了日:08月13日 著者:東浩紀


きみはポラリス (新潮文庫)

きみはポラリス (新潮文庫)

■きみはポラリス (新潮文庫)
 文章のキレが、これぞ短篇小説!って感じですばらしかった。いいよね、こうでなくっちゃ。読了日:08月09日 著者:三浦しをん


高熱隧道 (新潮文庫)

高熱隧道 (新潮文庫)

■高熱隧道 (新潮文庫)
 人死が大安売りされているし、なにが近代的意識の目覚めだよってなる。強権によるシステム/プロジェクト保全のために、個人が無視されていく過程はほんと絶望しかない。読了日:08月09日 著者:吉村昭


■プラネット・ウィズ 1 (ヤングキングコミックス)
 映像化めでたい!漫画に向く演出とアニメに向く演出があって、やっぱり水上悟志は漫画の人なのだなと見比べて思う。「あんまん」のシーンは声出して笑った。読了日:08月02日 著者:水上悟志


 8月は帰省もあってけっこう本を読めたように思う。

7月の読書のまとめ

読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1127ページ

メイドインアビス 7 (バンブーコミックス)
 なんかますます混迷の度合いが増してて、これちゃんと終わるのかなぁという思いと、このままずっと続いてほしいという思いが交錯する。読了日:07月31日 著者:つくしあきひと


バーナード嬢曰く。 (4) (REXコミックス)
 SFファンはそんな厄介じゃないよ!きっとたぶん! 読了日:07月30日 著者:施川ユウキ


素晴らしいアメリカ野球 (新潮文庫)

素晴らしいアメリカ野球 (新潮文庫)

■素晴らしいアメリカ野球 (新潮文庫)
 読書会用。素晴らしいアメリカ小説を目指すことはすなわちアメリカの歴史を描くことと同義なのだとわかるメタ素晴らしいアメリカ小説だった。そこで野球を選び、さらに偏見や差別を笑い飛ばすことで逃れようのない社会問題を描き切っている。読むのは大変だったが、読み飛ばせない熱量がすごかった。
読了日:07月28日 著者:フィリップ・ロス


■増補 夢の遠近法: 初期作品選 (ちくま文庫)
 山尾悠子の圧倒的な文章が楽しめる1冊。どれも言葉がもたらす幻想世界の奥行きにくらくらしてしまう。特によかったのが「夢の棲む街」「月蝕」「遠近法」「パラス・アテネ」か。読了日:07月05日 著者:山尾悠子


 この他に、小説家になろうで連載された石川博品の『夜露死苦! 異世界音速騎士団"羅愚奈落" ~Godspeed You! RAGNAROK the Midknights~』(https://ncode.syosetu.com/n9682ev/)を読み終え、カクヨムで連載されている冲方丁パスティーシュSpiegel del Guerrero ―ある突撃手の物語―(篠塚陣) - カクヨム』を読んでいる。

やつはみ喫茶読書会五十一冊目『素晴らしいアメリカ野球』

素晴らしいアメリカ野球 (新潮文庫)

素晴らしいアメリカ野球 (新潮文庫)

 やつはみ喫茶読書会五十一冊目『素晴らしいアメリカ野球』@半杓亭

  • 日時:2018/07/28(土)開始16:00 終了18:00
  • 課題図書:フィリップ・ロス『素晴らしいアメリカ野球』新潮文庫
  • 作品内容:偉大なるアメリカ小説、そいつを俺は書いてやる! 老スポーツ記者が語る、ジプシー球団マンディーズの放浪記。アル中の一塁手や片脚の捕手、最年長52歳の三塁手など、弱小ナインが次々と珍記録を樹立し、あげく反米スパイ事件の汚名を着せられて……。アメリカの夢と神話を痛快に笑い飛ばしたアメリカ文学史上、最凶の大問題作が、村上柴田翻訳堂シリーズで禁断の復刊! 柴田元幸が全力投球した注釈を収録!村上春樹×柴田元幸「特別解説」付き!
  • 場所:半杓亭
  • 参加費:お茶おやつ代1000円(この会でしか食べられない、おいしいおやつがでますよ~)
  • スケジュール:読書会16:00-18:00 二次会18:30-20:00
  • 定員:12名。要予約。開催の1週間前までにご連絡ください。定員に達した場合も告知いたします。またキャンセルされる場合はなるべく早めにご連絡ください。当日キャンセルをされる場合はキャンセル料をいただきます。あらかじめご了承ください。
  • 予約先:初めて参加されるかたは、yatsuhamicafe.reading(at)gmail.comに1.お名前と2.ご連絡先、3.過去に読書会に参加したことがあるか、4.アルコールの出る二次会の出欠を記載の上、ご連絡ください。※2、3日経ってもメールの返信がない場合はお手数ですが迷惑メールフォルダをチェックされるか、こちらの記事にメールした旨のコメントを書き込みください。
  • Twitterhttps://twitter.com/yatsuhamibook

 今回は7名のかたにご参加いただきました。読書会でなければ読み切れなかった、という意見が多かったように思います。事実、ぼくも久しぶりに読了が会直前になってしまいレジュメが用意できませんでした。しかし読み応えがある作品が読書会では盛り上がることは必定でありまして、今回も話題が途切れることなくおもしろい会になったのではないでしょうか。
 さて次回は10/13(土)を予定しています。詳細は追ってTwitterで告知します。そちらをチェックしてください。よろしくお願いします。